たかおかまりこ 「絵本との出会い」

コラム・インタビュー

<大人になってから、絵本に衝撃を受ける・・・>

takaokamariko_002子どものころは、絵本が大好きでしたが、成長するにしたがって遠ざかっていきました。

それが、息子が生まれ、子どものために絵本を読んであげよう!と思って偶然図書館で手にとった「せんたくかあちゃん」(さとうわきこ/作 福音館書店)を読み衝撃を受けました。

中でも一番インパクトがあったのは、最後です。

「絵本って子どもだけでなく、大人が読んでも楽しめる!!!!」

それから、私が絵本に夢中になり、息子達に聴いてもらうのが習慣となりました。

 

当時、専業主婦で3人の息子の子育てに必死で、心に余裕がありませんでした。

でも、絵本を読んでいるときは、いつも怒ってばかりの私の心が落ち着き、親子で笑顔になるひと時でした。

それからは、たくさんの絵本を図書館で借りて、読み漁る日々。

つらいことがあっても、しんどいことがあっても、絵本が元気や勇気、笑顔を与えてくれて、次第に、子育てでがんばっているお母さんたちに、絵本のすばらしさを伝えたいと思うようになりました。

 

<子どもたちの反応>

takaokamariko_003独自で考案したオリジナルのスタイルでえほんらいぶを1人でスタートしました。

特に、力を入れているのが、子どもだけでなく、お母さんが笑顔になるライブ。

また、次々と読むのではなく、一冊の絵本の余韻を楽しんだり、次の絵本に入りやすいように、それに関連した手遊びやクイズ、わらべうたを入れています。

 

私自身が、聴き手として、読み聞かせの会に参加したときに、1冊の絵本に入り込んだあとで、すぐに全然違う絵本を読まれても、頭を切り替えることができなくて、お話についていけなかったのがあったのがきっかけで、そんな流れを作りました。

 

また、講演に呼んでいただいたとき、初めて出会う子どもたちにとって、私はどんな人なのかわかりません。

そこでいきなり絵本を読んでも、仲良くなるのが難しいと思ったので、まずは音楽で気持ちをのせてもらって、一緒に簡単なうたあそび(オリジナル)ができるようにしています。

子どもたちが笑顔になると、会場が一帯になり、また聴いているお母さんたちも楽しい雰囲気にがらっと変わります。

開催場所が保育園や幼稚園だと先生や園長先生もすてきな笑顔に変わります。

 

それから、参加者が大勢の場合は、長い絵本は全員がお話の世界に入るのが難しいことも多々あるので、少人数や一対一の場合に読むのがおすすめだと思います。

 

1分~3分で読める絵本も、間とタイミングを考えて読むと、子どもたちの反応や集中力も違ってきます。

そう考えると、短い絵本のほうが、難しいな~と思うときもあるぐらいですが、そこは、読み手が心をこめて1ページ1ページを大切に伝えるのがいいのではと思います。

 

絵本を読んだあと、どうしても聴いてしまうのが、子どもたちに「面白かった???」と感想を求めてしまうことです。

大人でも、絵本に限らず、感想を聴かれると答えるのが難しいときもありますし、聴きたい気持ちもつい、でてきてしまいますが、そこはそっとしておきましょう。

こちらが聴かなくても、子どもたちから「よかった!!!」「もう一回読んで!」など自然と声があがりますから・・・。

 

<保育者のみなさんへ>

takaokamariko_004普段読むことが多い絵本を、たまには、大人同士で読みあいませんか?

読み手になると、ついつい文字を追いかけてしまって、絵をじっくりみることが難しくなってしまいますし、何よりやさしい声で語りかけてもらう心地よさは大人にとっても気持ちがほぐれるのではと思います。

 

私のライブで、大人に大好評な絵本の1つが「もういっかいおしゃべりさん」(さいとうしのぶ/リーブル)の中の「おへそ」というお話です。この絵本は、1ページ、1話完結で30話のお話がついています。

お話の隣のページに絵が1つついているので、私のライブでは、主に年長さんを対象とした講演のときに、内容を簡単に説明してから、目をつぶってもらって、想像しながら、耳でお話を聴いてもらっています。

今の時代は、映像から入る情報が多いため、あえて、自由に想像できる素話の機会を作っています。

「おへそ」は、母からしかられて泣いている男の子が、自分のおへそにやさしく語りかけられるという短いお話で、これを私のライブでは、読み手のスピードにあわせて、お話の邪魔にならないようにオリジナル曲で、ピアノ生演奏をつけさせていただいています。

読み手は、会場にいるお母さんや先生から選ばせていただいて、ぶっつけ本番で読んでいただきます。

子どもたちの反応は、みんな真剣!!!!

耳だけで聴くお話を集中して一生懸命聴いてくれます。お母さんたちは、胸が熱くなったり、涙をこぼす方もあって、時には、読み手のお母さんが泣きながら読まれているときもあります。

このお話を自分で自分に読むのもおすすめです。

 

絵本に、卒業はありません。

いつも読み手である大人が、時には聴き手にまわって、絵本を読んでもらい、その世界を存分に楽しむことも大切だと思います。

ぜひともいろんな形で試してみてください。

 ≪2011年11月11日 コラム≫

 

≪プロフィール≫
   
名前 たかおかまりこ
1986年 大手ホテルに入社
1989年 〃 退社
2000年 JPIC読書アドバイザーになる
  えほらいぶ活動開始
2005年 まりつき講師としてお寺で月に一度教室を主宰
2009年 コンピューターミュージッククラブDEE(音楽制作の学校)に入学
 
■テレビ・ラジオ出演
「関西テレビ/ジェイキューブ関西」(2002.12) 関ジャニ∞とえほんらいぶで共演
「京都チャンネル/吉岡美穂のスウィートショット」(2003.6) 吉岡美穂とえほんらいぶで共演
「NHKかんさいニュース一番」とっておき一番のコーナー(2006.12)
ラジオ大阪 「街角ステーション僕らのラジオ」(2007.9)
 
■作曲で携わった絵本
「しりとりしましょ!」さいとうしのぶ作/リーブル
「おかいもの おかいもの」 さいとうしのぶ作/ひさかたチャイルド
「たこやきようちえん」 さいとうしのぶ/作/ポプラ社
「たこやきようちえん たのしいえんそく」さいとうしのぶ作/ポプラ社
「たこやきようちえん こうさくだいすき」さいとうしのぶ作/ポプラ社
 
■作曲したCMソング
「串かつだるま」(赤井英和さんおすすめ店)  http://www.kushikatu-daruma.com/
※ホームページの右下に動画と曲があります
 
■ブログ
http://profile.ameba.jp/sakura-smileheart/
 

お問合わせ・ご相談は 0120-915-513

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