シャボン玉アーティスト 杉山兄弟

コラム・インタビュー

今回は、世界で初めてシャボン玉ショーを考案した杉山兄弟にインタビューしてきました。

42年間日本で唯一の本格的シャボン玉パフォーマーとしてシャボン玉ショー、舞台、ドラマ、演出、CM制作と大活躍のお二人です。【杉山兄弟=杉山弘之、輝行】

 

シャボン玉との出会いは?

sugiyamakyoudai_002小学校の低学年ぐらいの時ですかね・・・

 

我々が子どもの頃は遊ぶものは何でも自分で作り出す時代でした。親に小刀を買ってもらった時に、その小刀を手にした嬉しさより、それで何を作ってみようかという創造の世界に入っていく自分が嬉しかった。

その頃、シャボン玉は手軽に麦わらと石けんで作れ、子ども心にこの世で一番不思議なものは形があって一瞬で消えてしまうシャボン玉だと思った。塾とががない時代で時間が無限にあったような気がした。面白いな!!って気持ちが盛り上がって興味を持ったら一日中やっていました。

ある時、たまたま15㎝ぐらいのシャボン玉ができて、子どもにしたら15㎝って相当大きく(体がまだ小さいから)それで感動しちゃって、もっと大きいのはできないかって、一日中そればかり考えてましたね。またそれが一番楽しかったですね。

 

その当時、考案されたシャボン玉をいくつか教えてもらえますか?

sugiyamakyoudai_003もちろんいい石けんもないし、知識もないのであらゆる思い付きを試してみました。

 

例えば、ねばりのある物を探して、ネギをストローがわりにしたら内側のぬめりが石けんと溶け合って大きいシャボン玉が膨らんだりして、しかし、たまらなく臭いシャボン玉で評判は悪く、又、畑で勝手にネギを取りすぎて親が農家に始末書書いたこともありましたね。

その他にもコンブや納豆、ゴムのり、ガムを溶かしたり、ハチミツ、やまいも等を混ぜたりもしました。マツヤニもよいと聞いたので飛ばしてみたら、カスが洗濯物に付着して近所の人(隣には特に怖い婆さんが住んでいて)に怒られたこともありましたね。

そして、好きなシャボン玉をいかに大きく・沢山飛ばせるかということをもっと深くいろいろと考えていくようになりました。その為にはいろんな知識が必要だと思い、科学・理科・数学等を中心に勉強していきました。大人になったら世界で唯一のシャボン玉名人になろうと決心します。大学を卒業してから兄弟で会社をつくりました。シャボン玉ショーを考えたのです。それは大冒険の始まりでした・・・

 

ギネス記録があるとお聞きしましたが・・・

sugiyamakyoudai_004やるからには世界一になろうと頑張って1988年世界で初めてシャボン玉でギネスブックに載りました。直径2メートルでした。

 

今では世界でいろんな人が頑張ってやってますが日本ではあまりいませんので、是非皆さんの中から第2の杉山兄弟が出てほしいと願います。

歌にもあるようにオンリーワンですから、その人でなければと言うものを見つけてオンリー1、即ちベスト1です。

 

この仕事をしてきて、良かったなと思う事や思い出に残っていることは?

sugiyamakyoudai_005重度の障害者の施設を訪問して動かない手が動いたように喜んだと言う手紙をもらったり、おやつ代を貯めてお金が出来たから来てくれと山奥の保育所から手紙がきたりといろいろ30年の間にはありますが、やっぱり親子で感動している(子どもが目を輝かして見ている、そしてその姿を親が見て喜ぶ)姿に出会うと、やってきた意味があったと感じますね。

 

 

最後に、このコラムをみている読者に向けて何かメッセージをお願いします

sugiyamakyoudai_006シャボン玉は淡くにこわれやすいデリケートな存在で、七色の虹の色。軽やかで風に乗って空まで昇っていく―人間の作り出した夢の産物、一瞬の水の彫刻だと考えます。

 

シャボン玉は真に我々兄弟のファンタジーワールド、夢の世界であり、そこに人生をかけ、夢を仕事にできた自分らはとても幸せな人生を歩んでこれたと感じています。

ただ、どんな仕事でも楽なものはないし、今の世の中そんなに簡単に収入を得ることはできないと思います。

子ども達相手の仕事は神経も使うし体力も必要です。しかし、夢と希望に満ちた子ども達の将来への人間形成作りのお手伝いする仕事は自分自身への為にもなると思いますし、子ども達からエネルギーをもらえる数少ない分野の仕事だと思います。

是非皆さんも、その人でなければと言うものを見つけていただき、オンリー1、即ちベスト1を目指していただければと思います。

≪2012年10月16日 インタビュー≫

杉山兄弟

≪プロフィール≫

神奈川県出身、幼い頃からシャボン玉の魅力に取り付かれ以来研究を重ね世界記録を達成。

シャボン玉ならではの表現を使いテレビコマーシャル、ドラマ、舞台演出等を手掛ける。

素朴な遊びをアートにまでした日本で唯一のシャボン玉研究家であり、世界で初めてシャボン玉ショーを始めたシャボン玉アーティスト。

始めた時から今日まで41年間、虹色に透き通ったシャボン玉の向こうに見える子供達の笑顔が兄弟を支えている。

 

≪主な著書≫

絵本『シャボン玉とばそう』(金の星社)
科学書『シャボン玉の夢』(東京図書)
実録マンガシリーズ『シャボン玉とんだ』(集英社)
科学書『シャボン玉のはなし』(東京図書)(日本図書館協会・全国学校図書館協議会選定図書)
科学絵本『しゃぼんだまとあそぼう』(福音館書店)(日本図書館協会・全国学校図書館協議会選定図書)
科学絵本『サンチャイルド シャボン玉』(チャイルド本社) 等

 

≪出演番組≫

日本テレビ「メレンゲの気持ち」、「鉄腕ダッシュ」
TBS「世界ふしぎ発見!」、ドラマ「ATARU」(中居正広主演)演出、「はなまるマーケット」
テレビ東京「週刊AKB」、「しまじそうヘソカ」、「おはスタ 645」
NHK「お母さんといっしょ」、NHKBS「みんなDEどーもくん!」

 

≪杉山兄弟 公式ホームページ≫

http://www.geocities.jp/sugiyamasavon/

 

≪動画紹介≫


お問合わせ・ご相談は 0120-915-513

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