最後まで、相手の話を聴くとは、どういうことか?

井上きき 役に立つ話

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●だれも、話を聴いてもらっていない

 あなたは、本当に話を最後まで聴いてもらったことが、あるでしょうか?

これ、なかなか日常では、経験できないことです。

話をしていると、たいてい、途中で、「でも・・・」とか、「あー!それって、もしかして・・・」とか、「○○って何?」などと相手の話が始まってしまう。

あるいは、聴いてくれているのか、聴いてないのか、いまひとつわからないので、なんだか一生懸命話をすることに、馬鹿馬鹿しさを感じてしまったり。

みんな、同じです。だから、みんな、話し足りない気持ちで日々を過ごしている。

じゃあ、私たちから、話を聴くコミュニケーションを始めて見るのも、いいかもしれない。

 

●バックトラッキングをしながら聴く

 相手の話を、聴くとき、大事なのは、バックトラッキングという傾聴の手法です。

バックトラッキングとは、相手の言葉をそのまま繰り返すこと。

“しっかり聴いてるよ”という意味を込めた合いの手のようなものです。

親「うちの子、麺類が好きなんですー。。」

先生「麺類が好きなですね。」

これが、バックトラッキングと言う、相手の言葉を繰り返す手法です。

 

●バックトラッキングしていれば、相手は次々話してくれる

「麺類って、パスタとかですか??」

なんて、質問をしたくもなりますが、バックトラッキングだけで十分です。

ちゃんと聴いていてくれると、安心してもらえるので、相手は話したいことを、話したい順番で話してくれます。

あえて、「パスタ」を取り上げないほうが、相手の話したい道筋で話すことができますよね。

だから、相手は本当に全部聴いてもらった気持ちになりやすいわけです。

 

●「間」も聴いていればいい

質問や、自分の意見を言わないと、話が途中で途切れてしまうかもしれません。

ちょっと落ち着かない気持ちになってきませんか。

でも、相手も同じような気持ちになってきますので、次の話をしてくれます。

その話を、最後の「。」まで聴いて、再び、バックトラッキングをする。

このくらい、徹底的に聞き役に徹すると、相手は聴いてもらえた満足感を感じます。

信頼関係を作るには、とっても大事なコミュニケーションです。

≪井上きき 役に立つ話 2012年6月15日号≫

 

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