井上きき 役に立つ話

何をやっても長続きしない病を治す方法とは?

 

きょうは、「自分は、何をやっても、長続きしない」という悩みを持っている方に書こうと思います。

たとえば、今年こそ、毎朝ランニングをしようと決めたけど、すでに挫折してしまった…
という方も、いらっしゃるかもしれませんね。

あるいは、毎月2冊の読書をしようと本を買ったけれど、どうも読みたくならない…。とか、

毎日トイレ掃除をしようと決めたけれど、やっぱり3日坊主だったなど。

続かなかった経験は、誰にでもあるものです。

では、続けている人と、続かない人は、どんな違いがあるのでしょうか?

 

1)完璧をめざすかどうか?

実は、続けている人は、完璧を目指していないのです。

何が何でも欠かさず、朝のランニングをしようとはしていないので、しばらく走らなくても、「挫折してしまった。」とは思いません。

「そのうちに、走りたくなったら、走ろう。」と思っているのです。

だから、また走り始めることができるわけです。

一方で、続かないという自己イメージを持っている人は、一度寒さに負けて、走るのをやめただけで、「まだ挫折してしまった」と感じます。

そのため、「自分は何をやっても続けられない人」と思い込んでしまうのです。

改めて、続いていることは、何かないか?考えてみるといいですね。

 

2)ただ、続ければいいのか?

続けられる人にも、いくつかの続けられないかった経験があるはずです。

ただし、その人たちは、ただ続ければいいとは思っていないのです。

自分に合わないことがわかったら、できるだけ早くやめてしまいます。

いつまでも、読む気にならない本を遠目に見ているのなら、サッサと別の本を買いに行くかもしれません。

毎朝トイレを掃除することが、本当に重要かどうか、改めて考え直すかもしれません。

つまり、続けられる人とは、長く続けられる最高の趣味や習慣を、あきらめずに探し続けている人なのかもしれません。

勝手に、自分は続けられない人だと決めつける必要はないようですね。

 

≪井上きき 役に立つ話 2015年2月1日号≫

 

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