食欲の秋だから考えたい、子どもたちの食事のこと

めぐみ先生の保育コラム

秋は魚や果物が美味しい季節です。近年は「食育」という言葉に関心が高まり、保育者だけでなく保護者からも注目されているテーマです。

しかし、言葉だけが一人歩きしてしまい、子どものための食育が一体どのようなものなのか、食事が子どもにとってどうあるべきかが曖昧になっている場合もあります。

 

今回は、子どもたちの心と体を作る食事とはどのようなものなのか、改めて考えてみたいと思います。

 

 

食事の挨拶は感謝の気持ちをこめて

 

「いただきます」は、魚や肉、野菜など食べ物の命を“いただく”という感謝の意が込められた言葉です。また、食後の「ごちそうさま」は、食事を作ってくれた人への感謝の言葉です。「馳走(ちそう)」とは、走り回るという意味。野菜や家畜を育ててくれた人、調理してくれた人など、食べ物が私たちの口に入るまでには様々な人の働きがあります。

 

マナーとして「挨拶をきちんとしなさい」と子どもたちに伝えるものの、何のためにする挨拶なのか、どんな意味が込められているかを教える機会は少ないのではないでしょうか。

出されたものをそのまま口に運ぶのではなく、食材のルーツを考えながら食べることで、感謝の気持ちを持つことができるはずです。

 

 

子どもの好き嫌いにはどう対処すべき?

食べ物の好き嫌いが顕著になってくるのは3歳頃からです。苦いものや酸っぱいもの、においが強いもの、舌触りが滑らかではない食べ物を苦手とする子は多いのです。

ここで無理強いして食べさせてしまうと、食べること自体がその子にとって楽しくない時間になってしまいます。味覚や嗅覚は発達に伴い変化していくので、3歳の時に食べられなかったものが4歳で食べられる可能性もあります。もしくは、小学生や中学生になってから食べられるかもしれません。

食料が豊富な現代は、特定の食材が食べられなかったとしても、他の食材で栄養を補うことができます。少しずつ苦手を克服していきたい場合は、切り方や盛り付け方を工夫することで食べやすくなります。

 

家庭への投げかけ

 

朝食は1日の元気の源です。大人の私たちも、朝食を食べたか食べていないかで、夕方の疲れ具合が変わってきませんか?

理想的な朝食は、朝起きてから1時間以内に食べ、ご飯やパンなど主食をしっかり食べるようにしましょう。水分補給をすることも大切です。

忙しいため、朝食をおざなりにしてしまう家庭もあります。食事の話題に触れやすい秋は、おたよりや掲示板を活用して、家庭での食事に関する投げかけをしてみてはいかがでしょうか。

 

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佐藤愛美(さとうめぐみ)

保育士として保育園、子育て支援センターでの勤務経験を経てフリーライターに。現在、子育て関係の記事を中心に執筆している。パパ、ママ、保育士さんに向けて必要な情報を発信していけるように頑張ります!


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