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求人情報毎日更新 2024/04/29 NEW!

 

 

都内に7カ所の認証保育所と6カ所の認可保育所を運営する株式会社アンジェリカ

2014年7月19日(土)に、自社農園であるアンジェリカ農園で行われた行事「農園開放」の様子を取材しました。

 

アンジェリカの特色 「食育」

 

アンジェリカ保育園で毎日作られる給食は手作りで、しかも野菜は自社農園で朝採りされた新鮮なもの。さらにその野菜は農園長自ら保育園まで届けてくれるといいます。口にするものがさまざまな人の手、人の努力を介していることをこうしたイベントを通して実感できるよう、アンジェリカでは年間、もしくは年齢別にカリキュラムを組んで農園行事に取り組んでいます。

農園開放」とは、アンジェリカが自社の農園を園児とその保護者たちに開放し、夏野菜の収穫やBBQなどを楽しんでもらうという企画です。7月19日は7園が、20日には6園が参加し、二日間に渡って行われました。

取材班は19日(土)にアンジェリカ桜台保育園 倉内園長に同行させていただき、取材を行いました(19日の参加者は合計280名)。

 

 

宮田農園長のレクチャーを皮きりに

 

朝、9時。埼玉県日高市の農園に各園から集まった先生たちがずらっと並びました。先生たちは農園長の宮田さんから本日収穫する野菜についてレクチャーを受けました。

トウモロコシはさやの上までしっかりと身が入っているものが大きくておいしいこと。カメムシがついているので葉っぱや実をゆさゆさと振ってまずカメムシを落としてから採ること。トマトは割れているものは食べないこと(糖度の高いトマトが割れるとカビなどが発生しやすいため)。オクラはハサミを使って採った方が取りやすいこと。ブルーベリーは黒いものが熟れていて、薄紫や赤いのはまだ熟していないこと、などを教わりました。

 

いざトウモロコシの収穫!

 

10時になると徐々に子どもたちが到着し、先生たちが案内を始めました。

まずはトウモロコシの収穫に挑戦。トウモロコシ畑は、本来大人の背丈ほど丈が伸びるはずですが、子どもたちの背ぐらいに短く刈り込まれていました。これは子どもたちがトウモロコシを取りやすいように農園長の宮田さんがあらかじめ切っておいてくれたため。その畑に入り、子どもたちはいよいよ初めての収穫作業に入ります。

「カメムシを振り落としてから採るよ~」

「下の方を持って、よいしょっと…」。

「採れた~!」

「上の皮をむいてごらん」

「ひげもとれた~」

「生でも食べられますよ」

このトウモロコシ(スイートコーン)の採りたては生でも食べられると聞いて、お父さんたちは思わずかぶりついて「うまいっ!」を連発!

 

 

 

 

オクラの意外な育ち方とは!?   

 

オクラ畑では保護者たちの驚く声が…!? 

びっくりしていたのは、オクラの実の付き方が

想像していたのとは逆向きだったから。

ナスなどのように下に向かって伸びるのではなく、

オクラは上に向かって伸びています。

しっかりと肉厚なオクラを親子ではさみで採りました。

 

 

“畑のデザート” ブルーベリー

 

最後はブルーベリー。

鳥たちから実を守るように畑の上と横には

網が張られていました。

その中に入ると、たくさんのブルーベリーが

大きな実となり食べごろをむかえていました。

「甘い!」

「これはどうかな?」

「もっと食べる~!」

デザートを楽しんだ後は収穫した野菜を持ち寄って、

いざBBQへ!

 

 

大人気のBBQ & 農園野菜カレー

 

BBQ場では大きな鍋3つに「農園野菜カレー」が用意されていました。

自分たちの採った野菜とカレーを食べてみんなニッコニコの笑顔!

大きなナスや玉ねぎが丸ごと入った夏野菜のカレーもペロッとたいらげました。

 

 

 

かどわきひろかずくんは「自分でとったトウモロコシがおいしかったし、全部楽しかった!」。

ささがわゆうきくんは「楽しかった!きゅうりも食べたし、バッタもつかまえたよ」。

ささがわはるきくんは「野菜がほんとうにおいしかった!」とみんな大満足!

かずしくん(6才)・けんたくん(5才)のお父さん、かたぎりさんも「ふだん経験できないことなのでありがたい。農園の行事は楽しいのでいつも参加させてもらっています」とお話ししてくださいました。

 

みんなの願いが届いたのか、雨もなんとか持ちこたえてイベントは終了。楽しい夏の1日が終了しました。

 

 


 

 

こんな貴重な経験をさせてくれるアンジェリカは保育理念の一つに「食育」を掲げています。子どもたちが食に興味を持ち、楽しみながら多様な経験ができるように直営農園であるアンジェリカ農園と連携してイベントやカリキュラムを組んでいます。農園の運営者であり、株式会社アンジェリカの社長である須藤義一氏になぜこのようなイベントを行っているのかお話を伺いました。

 

株式会社アンジェリカ 

須藤義一社長

 

「伝えたい食の連続性」

 

今回のような農園開放は年に一度、夏に行っています。その他の農園行事としては秋の「芋ほり」があります。それ以外でもこの農園に来られる園はいつ来てもらってもよくて、比較的交通の便がよい園などはちょこちょこ来ているようです。

どうしてこんなことをやっているのか、何を伝えたいのか? 私が伝えたいのは「食の連続性」です。今日食べるお昼のプレートの向こう側に、人々の豊かな営みがあって、その人たちがいるからプレートがあるのであり、そんなことを子どもたちに実感してもらいたいから。さらにこの営みに気付くと食に対して、また人に対して感謝の気持ちが持てるとも思っています。

また、実際の場所に行って食べたり触ったり感じたりすることで、その土地の文化も一緒にいただけると思うので、こういった農園での行事を実施しています。私はそれを「農育」と呼んでいますが、今後も農園と連携して人間関係、命を大切に思う心を育んでいきたいと思っています。

 

 

アンジェリカの各保育園では給食が手作りされ、食材としてアンジェリカ農園で収穫された野菜を使用。生産から流通、調理、提供の一貫した食の連続性を体現できるよう、毎週宮田農園長自ら園に野菜を届けています。農園長にお話を伺いました。

 

アンジェリカ農園 

宮田農園長

 

「野菜を毎週届けています!」

 

毎週、直接園に野菜を届けて「受け渡し」を行っています。玄関で渡して調理室へ持って行くという流れを園児たちに見せています。だから子どもたちは野菜を持ってくる人はみんな「宮田さん」と思っているかもしれません(笑)。直接子どもたちの顔が見える分、責任も重いですが、だからこそやりがいもあります。園数も増えているので今後は量をもっと増やしたいですし、将来的には卒園した子どもたちも来られる環境作りができればと思っています。田舎に遊びに来る感覚でアンジェリカ農園に来てほしいなと思うんです。

 

 

 

最後に今回、野菜の収穫に同行させていただいたアンジェリカ桜台保育園の倉内園長にもお話を伺いました。

 

アンジェリカ桜台保育園 

倉内園長

 

「野菜とかかわるカリキュラムが豊富です」

 

全園で月に一度、宮田さんによる研修会を行っています。各園順番で、午前中農園のお手伝いをして、午後は宮田さんの想いを聞くという会です。年に2回、園でもプランター研修といって子どもたちが野菜をプランターで育てています。農園と同じ野菜を同じように育てて味わうことで、子どもたちの野菜に対する想いを深めています。宮田さんのことはみんな大好き!宮田さんが持ってきてくれたトマトは「魔法のトマト」なんて呼んで美味しそうに食べます。園ではその他にも、4歳になると味噌作りを行います。1年半後、年長さんが味噌汁を作り、他学年の子にもふるまいます。こんな風にいろんな形で野菜作りにかかわるためか、野菜嫌いな子はあまりいません。農園のある保育園、ステキだと思いませんか!

 

(取材:後藤菜穂子)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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