どんぐりや落ち葉、木の枝や木の実など、身近な自然物に触れることで、季節を感じたり、想像力を膨らませたりする体験が広がります。 自然の素材は形や色、手触りも一つひとつ違うからこそ、遊びの発展や工夫が生まれるのも魅力です。 子どもたちと一緒に秋ならではのあそびを楽しんでみませんか。 発見から広がるあそび 落ち葉を集めて色や形を比べたり、どんぐりを転がして競争させたりと、自然物そのものがあそびのきっかけになります。「まるいね」「大きいね」と感じたことを言葉にすると、子ども同士の会話や発見の共有につ ...
巡回相談とは、園生活の中で子どもの発達や行動に関して専門家のアドバイスを受けることができる「巡回相談支援」のことです。巡回支援専門員と呼ばれる専門家たちが保育園や幼稚園などを訪問し、子どもの様子を観察したり、保育者の相談に乗ったりし、見立てやアドバイスをしてくれます。 巡回支援専門員ってどんな人? 巡回支援専門員は、主に以下の専門家たちのことであり、自治体から任命されます。子どもの発達に関する専門知識をもったプロたちです。 医師 保育士 大学の研究者 児童指導員 言語聴覚士 作業療法士 臨床 ...
食物アレルギー児への対応は、子どもの健康と安全を第一に考えて進める必要があります。ここでは、大切なポイントをいくつかお伝えします。 生活管理指導表 食物アレルギー児への対応の際には、「生活管理指導表※」が重要な役割をはたします。これは、保護者がかかりつけの医師に依頼して書いてもらう書類で、アレルギーの原因食物や重症度、除去が必要なものが細かく記載されています。 とくに「より厳しい除去が必要なもの」には注意が必要です。重篤なアレルギーの場合は、この欄に医師のチェックが入ります。 園では生活管理 ...
「あとちょっと待ってね」 保育の中で、子どもたちにこんな言葉をかける場面はあると思います。トイレの順番を待つとき、食事を配膳しているとき、お散歩に出発する前の準備中など、「待つ」という行為は、日常の中にたくさん存在します。 子どもたちにとって、時間の感覚はまだ曖昧であり「待つことそのもの」が大きなストレスになる場合があります。ただし、保育の工夫をすることで待つ時間を“ただの我慢”ではなく、“楽しいひととき”や“学びの時間”に変えていくことができます。 待つことは我慢だけじゃない ...
【メディア掲載】おうちにプロに保育パートナーズが紹介されました
「保育パートナーズ」は株式会社ゼロアクセルが運営する「おうちにプロ」で紹介されました。 「おうちにプロ」は、エアコンクリーニングをはじめとする各種ハウスクリーニングや生活支援サービスを、簡単・安心に依頼できるオンライン予約サイトです。 全国のプロ業者から、料金・口コミ・対応エリアなどを比較して、自分にぴったりのサービスを選べますので、ご興味のある方は是非のぞいてみてください。
絵本の読み聞かせは、子どもたちにとって特別な時間です。物語の世界に入り込む楽しさや、保育者の声に耳を傾ける安心感。絵本は、言葉や表現を豊かにするだけでなく、心を落ち着かせたり、集団生活における一体感を育んだりもします。日々の保育の中で大切にしたい「絵本の時間」について考えてみましょう。 絵本を通して子どもの姿に変化が 読み聞かせの時間は、子どもたちにとって安心を感じられるひとときです。 保育者の声は、ただ物語を伝えるだけでなく、子どもの心のよりどころとなる場合があります。大好きな先生に同じ声 ...
幼稚園に通う子どもたちや認定こども園の1号認定児は、夏休みが終わると少しずつ園生活のリズムを思い出していきます。 朝の起きる時間や食事のタイミング、お昼寝の時間など、休暇中に生活リズムが崩れてしまう子もいます。 園と家庭が協力しながら、無理なく生活リズムを取り戻していくことが、子どもたちの健やかな毎日につながります。 園でできるリズムの再構築 夏休み明けの一週間を“生活リズムのリハビリ期間”と位置づけている園もあります。朝の会や活動は短めにし、外遊びや散歩、室内での自由遊びなど、心身をほぐす ...
保育参観は、保護者にとっては子どもの園での姿を見られる楽しみな日ですが、子どもにとってはうれしさとドキドキが入り混じる特別な1日です。 今回は、保育参観で見られる子どもたちの心の動きや、保育者として大切にしたい関わり方について考えてみましょう。 子どもの心はうれしい半分、ドキドキ半分 参観日に保護者が来ると、普段の姿を忘れて張り切ったり、逆にいつもと違う雰囲気に緊張してしまったりと、子どもの心は大忙しです。 保育者の役割は、子どもが安心できる雰囲気をつくることです。 子どもたちが大好きな歌や ...
「さわってみたい!」「こわい!」子どもたちの虫に対する反応はいろいろです。 嬉しそうに虫かごを見せてくれる子もいれば、「こわいからイヤ」と後ずさりする子も。 虫との関わり方は、年齢や経験、性格によっても異なるものです。 今回は、虫との出会いによって育まれるものについて考えていきましょう。 命への敬意が育つ 虫をうまくつかまえられず、羽が折れてしまった。 そんな体験をする子もいると思います。 こういった苦い体験をもとに考えを深めながら、子どもたちは少しずつ、命を思いやる心を育んでいきます。 小 ...
夏は、保育室の暑さや寒さのバランスに悩む季節です。 暑すぎても冷やしすぎても、子どもたちの体調には影響があります。 今回は、夏の保育室を快適に過ごすための工夫について考えてみましょう。 暑すぎず、寒すぎず。心地よい温度の目安は? 「室温は何度がベスト?」というのは、現場の保育者も悩みどころ。 厚生労働省の資料では夏の室温は25〜28℃程度が推奨されています。 冷房の温度は設定通りにならないことも多いので、直接風が当たらないようにする、サーキュレーターで空気を循環させるなどの工夫も大切です。 ...