園で行われる会議は、情報共有や保育の質向上、チームづくりの基盤となる大切な時間といえます。
しかし、「時間オーバー」「結論が見えにくい」「発言に偏りが出る」といった悩みは、どの園でも起こりがちです。
少しの工夫で、会議はもっとスムーズで前向きな場へと変えることができます。
いくつかの工夫ポイントをお伝えします。
目的を共有すると、会議の流れがぶれない
会議が長引く背景には、「何を決める会議なのか」が曖昧になっているケースがあります。はじめに、議題ごとに「今日のゴール」を言語化しておくことが大切です。たとえば「行事の動線を決める」「保護者対応で押さえるポイントを整理する」など、目的が明確になると、話の脱線を防ぎやすくなります。
また、議題の優先順位を共有することも効果的です。重要度の高い議題から扱うことで、時間内に必要な決定がしやすくなります。
発言しやすい雰囲気をつくる
会議が一方向になりやすいと、アイデアや気づきが埋もれてしまいます。
まずは進行役が発言しやすい空気を整えることが大切です。「ここまでで意見ある?」と区切りを入れたり、「ほかにも感じた人いる?」と問いかけたりすると、声が上がりやすくなります。
特に若手は発言に緊張しがちです。肯定的に受け止めながら話を拾うことで、安心感が生まれます。
「間違っていてもいい」「思いついた段階で出していい」という文化が育つと、会議は前向きでな場になります。
決定事項を使える形で残す
話し合った内容をどう記録するかは、保育の質に直結します。
ポイントは、「誰が・何を・いつまでに」を具体的に書き残すこと。役割分担や期限が明確になると、実行がスムーズになり、後日の「言った・言わない」も防げます。
また、会議後のフォローも欠かせません。共有ボードや連絡アプリにサッとまとめて載せるだけでも、職員全体の認識が揃い、無駄な確認作業を減らすことができます。
会議は、「保育をよくするための時間」

ほんの少しの工夫で、負担の時間から成長と共有の場へ変えられます。
忙しい現場だからこそ、会議の質を高めることが、チーム全体の働きやすさにもつながっていくと期待できます。
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佐藤愛美(さとうめぐみ)
保育ライター。保育園や子育て支援施設にて担任や育児講座等の業務を経験。2016年にはフリーライターに転身。保育園の取材記事やコラムなどを中心に執筆し、現在に至る。 保育の仕事の魅力や、現場で活躍する保育者たちの生の声をお届けします。 |
