めぐみ先生の保育コラム

保育実習のポイント〜挨拶について〜

保育実習では、部分実習や責任実習に力を注ぐことも大切ですが、園の職員や保護者、そして子どもたちへの挨拶も大切です。「おはようございます」「よろしくお願いします」「ありがとうございました」といった挨拶はコミュニケーションの基本。学ばせていただく立場であることを忘れず、心を込めて挨拶をしたいですね。

ここでは、実習中の挨拶についてポイントについてまとめました。

 

相応しい挨拶の仕方とは?

朝の出勤時や休憩に入る時、そして実習を終えて帰る時など、実習中には挨拶をするタイミングが何度かあります。その時に、小さな声でボソボソと語りかけたり、目を合わせないまま会釈をするのはNGです。

 

TPOに合った声の大きさや、明るい表情、きちんと目を合わせて挨拶をすることを意識しましょう。また、お辞儀をする時は、首だけ曲げるのではなく腰から45度くらい曲げて頭を下げるのが美しい所作と言われています。

 

子どもたちに挨拶をしよう

実習するクラスに入ったら、まず最初に子どもたちに挨拶をすると思います。たくさんの子どもたちの名前を一度に覚えるのは大変なことかもしれませんが、「よろしくね●●ちゃん」「おはよう、●●くん」と積極的にその子の名前を呼ぶことで関係性も深まります。実習生が明るい笑顔で挨拶をすることで、子どもたちも信頼感を持ってくれるはずです。

 

保護者や地域の人への挨拶も忘れずに

実習中に会うのは職員と子どもたちだけではありません。送迎時に保護者と顔を合わせたり、散歩に同行した時には地域の人に声を掛けられることもあるでしょう。

 

「実習生だから挨拶をしてもいいのか悩んでしまう……」という不安もあるかもしれませんが、保護者や地域の人たちにとっては実習生でも「先生」です。その保育園の職員と同じように、気持ちの良い挨拶を心掛けたいですね。

 

佐藤愛美(さとうめぐみ)

保育ライター。保育園や子育て支援施設にて担任や育児講座等の業務を経験。2016年にはフリーライターに転身。保育園の取材記事やコラムなどを中心に執筆し、現在に至る。

保育の仕事の魅力や、現場で活躍する保育者たちの生の声をお届けします。

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