めぐみ先生の保育コラム

【5歳児クラス】発達を促すおすすめの遊び

 

5歳〜6歳頃の子どもたちは、仲間意識が強まり自分の意思で考えて行動できるようになります。また、言葉が豊かになり友達同士の会話もより増えていく時期です。小学校入学に向けて、発達を促す遊びを考えていきましょう。

 

5歳児の発達の目安

・ 気候に合わせて衣服の調節を自分で行う。

・ 決まりを守る大切さが分かる。

・ 人の役に立つことに喜びを感じる。

・ 様々な遊具を使った運動遊びができる。

・ 役割を持って行動できる。

・ 平仮名を書くことに関心を持ち、自分の名前などの練習をする。

 

5歳児におすすめの遊び

「みんなで縄跳び」

「ゆうびんやさん」や「おおなみこなみ」、「いちわのからす」など、みんなで一緒に行う縄跳び遊びがおすすめです。縄を跳ぶだけでなく、くぐったりゆらしたりする動作も楽しむことができます。みんなで一緒にタイミングを合わせて跳ぶ技術は年長児ならではです。

 

「地域マップを作ろう」

園の周辺を散歩し、どんなお店や施設があるのか調べてみましょう。働いている人がいれば声を掛け、どんなものを売っているのか、何時から開いているのかなど気になったことを質問し、園に帰ってから「おさんぽ地域マップ」を作ります。自分の住んでいる地域に興味関心を持ち、色々な大人と関わるきっかけになる遊びです。できあがったマップは園内に掲示し、年少児や保護者に見てもらえるようにすると良いですね。

 

ポイント

 

 

この時期の子どもたちは、遊びの内容も高度になり、年少児たちのお手本の姿になっていきます。おうち作りやお店屋さんごっこでも、本物の道具を用意したり細かい役割分担を希望する子もいると思います。子どもたちの好奇心を満たせるように保育者は環境設定や道具の準備をしっかりと行いましょう。 そして、遊びの中に年少児も引き入れることで、異年齢同士の交流が生まれ、思いやりの気持ちや教える方法を学ぶことができます。

 

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佐藤愛美(さとうめぐみ)

保育ライター。保育園や子育て支援施設にて担任や育児講座等の業務を経験。2016年にはフリーライターに転身。保育園の取材記事やコラムなどを中心に執筆し、現在に至る。

保育の仕事の魅力や、現場で活躍する保育者たちの生の声をお届けします。

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