めぐみ先生の保育コラム

冬ならではの体験に目を向けよう

冬は寒くて、外あそびが億劫になりがちな季節です。

しかし、少し視点を変えると、冬は「気づき」や「感じる体験」がぎゅっと詰まった季節でもあります。

子どもと一緒に自然に目を向けるだけで、立派なあそびになります。

 

「見つける」から始まる、冬の自然あそび

冬の自然あそびは、一緒に見つけることから始まります。たとえば、朝の園庭に広がる霜。子どもは白くきらきらした地面を発見し、足の感触や音の違いに気づきます。

 

吐く息が白くなることも、冬ならではの不思議です。「どうして白くなるのかな」そんな疑問が生まれるかもしれませんね。

 

五感をひらく冬ならではの体験

冬は視覚だけでなく、触覚や聴覚、嗅覚にも意識を向けやすい季節です。冷たい風が頬に当たる感覚、落ち葉を踏んだときの音、マフラーに顔をうずめたときの匂い……などなど。

 

こうした体験は、表現する力や感じる力の土台になります。また、「感じたことを共有する時間」を大切にすることで、あそびはぐっと豊かになります。

 

自然に気づく時間が、保育者自身の学びにも

冬の自然あそびは、子どものためだけのものではありません。空を見上げて「今日はきれいだな」と感じたり、冷たい空気を胸いっぱいに吸い込んだりするひとときは、保育者自身の感覚を研ぎ澄ます時間でもあります。

 

ほんの数分でも自然に目を向けることで、保育の内容が豊かになっていくのでは。

ポケットにそっと入れておきたい、そんな冬の自然あそび。できそうなところから、無理なく取り入れてみてください。

 

佐藤愛美(さとうめぐみ)

保育ライター。保育園や子育て支援施設にて担任や育児講座等の業務を経験。2016年にはフリーライターに転身。保育園の取材記事やコラムなどを中心に執筆し、現在に至る。

保育の仕事の魅力や、現場で活躍する保育者たちの生の声をお届けします。

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