めぐみ先生の保育コラム

「相談しやすい先輩」になるには?

新人や後輩に対して、「何かあったら相談してね」と声をかけたことがある人は多いのではないでしょうか。

今回は、相談しやすい先輩や上司になるためのヒントを考えてみます。

 

相談しやすさは、日頃の会話から生まれる

後輩にとって、相談することは勇気がいるものです。

特に新しい職場や慣れない環境では、「こんなことを聞いてもいいのかな」「忙しそうだから後にしよう」と遠慮してしまうこともあります。

そんなとき、相談のハードルを下げてくれるのが日頃の何気ない会話です。

 

例えば、朝のあいさつのあとに一言声をかけたり、その日の活動について感想を聞いたりするだけでも関係づくりにつながります。

また、「大丈夫?」という漠然とした声かけよりも、「今日の活動で困ったことはなかった?」「保護者対応で気になったことはある?」など、具体的な問いかけの方が答えやすい場合もあります。

相談は突然生まれるものではなく、普段のコミュニケーションの積み重ねから生まれるものなのかもしれません。

 

忙しいときこそ反応を返す

保育現場は忙しく、手が離せない場面も少なくありません。

そのため、後輩から声をかけられたときに、すぐ対応できないこともあるでしょう。

 

ただ、そんなときでも意識したいのが「反応を返すこと」です。

例えば、「今ちょっと手が離せないから、10分後に聞いてもいい?」と伝えるだけでも、相手は安心できます。

反対に、返事がないまま話が終わってしまうと、「今は聞いてはいけなかったかな」「また今度にしよう」と感じてしまうことがあります。

相談しやすい人は、必ずしも時間に余裕がある人ではありません。忙しい中でも、相手の声を受け止める姿勢を示している人なのです。

 

完璧な先輩を目指さなくていい

話しやすい先輩というと、何でも知っていて、どんな質問にも答えられる人を思い浮かべるかもしれません。

しかし、実際にはそれだけが相談しやすさにつながるわけではありません。

分からないことがあれば一緒に調べる。判断に迷ったときは周囲に確認する。そんな姿を見せることも大切です。

後輩が求めているのは、完璧な答えではなく、「相談しても大丈夫」と思える安心感であることも少なくありません。

保育はチームで行う仕事です。一人で抱え込まず、周囲と協力しながら進めていく姿勢は、後輩にとっても良い手本になります。

 

日頃のコミュニケーションが重要

話しやすい先輩や上司になるために、特別な技術が必要なわけではありません。

日頃の声かけや反応、そして相手を受け止める姿勢の積み重ねが、相談しやすい関係づくりにつながっていくのではないでしょうか。

 

めぐみ先生

元保育士。ライター歴10年。
子育てをしながら保育の記事を書いています。
保育現場で働く方や、保育者を目指している方に役立つコラムをお届けします。

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