めぐみ先生の保育コラム

保育者が知っておきたい「体内時計」の話

朝はなかなか活動に入れない。昼食後に強い眠気が見られる。夕方になると急に機嫌が悪くなる。

子どもたちのこうした姿を見ると、原因を気持ちの問題や生活習慣だけで捉えてしまいがちです。

しかし、子どもの生活や行動には「体内時計」が深く関わっています。

今回は、保育者が知っておきたい体内時計のお話を紹介します。

 

体内時計は子どもの一日を支えている

私たちの体には、およそ24時間のリズムを刻む体内時計があります。

眠くなる時間や目が覚める時間だけでなく、体温やホルモンの分泌、活動のしやすさなども、この体内時計の影響を受けています。

もちろん子どもも同じです。朝になると活動しやすくなり、夜になると眠くなるのは、体内時計が働いているからです。

一方で、体内時計が乱れると、朝なかなか目覚められなかったり、日中に眠気が強くなったりすることがあります。

保育の現場で見られる子どもの姿も、こうした体のリズムと関係していることが少なくありません。

 

体内時計を整えるカギは「朝」

体内時計を整えるうえで大切なのが、朝の過ごし方です。

特に重要なのが、朝の光です。朝の光を浴びることで体内時計がリセットされ、一日のリズムが整いやすくなります。

また、朝食をとることや、朝の活動でしっかり体を動かすことも体内時計の働きを助けます。

 

反対に、夜更かしが続いたり、朝の光を十分に浴びられなかったりすると、体内時計が後ろにずれてしまうことがあります。

その結果、朝の活動に入りにくかったり、午前中にぼんやりした様子が見られたりすることもあります。

 

子どもの姿を「リズム」の視点でも見てみる

保育者は日々、子どもの行動や気持ちに目を向けています。

そのとき、「なぜこの行動をしているのだろう」という視点に加えて、「生活リズムはどうだろう」という視点を持つと、見え方が変わることがあります。

 

例えば、いつもより集中しづらそうな日や、強い眠気が見られる日。そうした姿の背景に、睡眠不足や生活リズムの乱れが隠れていることもあります。

もちろん、すべてを体内時計で説明できるわけではありません。

しかし、子どもの姿を理解するための一つの手がかりとして知っておくことは、保育の助けになります。

 

体内時計は目に見えませんが、子どもの毎日の生活や成長を支える大切な仕組みです。

子どもの行動だけを見るのではなく、その背景にある生活リズムにも目を向けながら、一人ひとりの姿を理解していきたいですね。

 

めぐみ先生

元保育士。ライター歴10年。
子育てをしながら保育の記事を書いています。
保育現場で働く方や、保育者を目指している方に役立つコラムをお届けします。

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