めぐみ先生の保育コラム

子どもたちに伝えたい「イースター」の話

イースターのお祭りを知っていますか?

保育園や幼稚園でもイースターエッグ探しをしたり、イースターにちなんだ行事食を楽しんだりすることもあるのではないでしょうか。

 

今回は、4月の行事である「イースター」についてお伝えします。

 

イースターって何の日?

イースターは日本語に訳すと「復活祭」。十字架にかけられて処刑されたイエス・キリストの復活をお祝いする日のことです。日本ではあまり馴染みがないかもしれませんが、キリスト教を信仰する人が多い国ではクリスマスと同じくらい重要な行事と考えられています。

 

イースターの日は毎年変わり、春分の日以降の満月の日から数えて最初の日曜日と定められています。これは、キリストが復活したのが日曜日だったことにちなんでいます。今年のイースターは4月の何日か、ぜひ調べてみてくださいね。

 

卵やうさぎがシンボルになっている理由

・イースターエッグ

イースター祭のシンボルとも言える「イースターエッグ」。生命の象徴である卵をペイントし、家や街、お祭りの会場などに飾り付けます。

イースターエッグ作りや、隠した卵を探す「エッグハント」も子どもたちと楽しめる遊びです。中身を抜いた卵の殻にアクリル絵の具や油性ペンでペイントをしたり、卵型の発泡スチロールをイースターエッグに見立ててデコレーションをすればイースターエッグを作ることができますよ。

 

・イースターバニー

子だくさんのうさぎは豊穣と繁栄の象徴。卵と同じくイースター祭のシンボル的存在であり、うさぎを象ったアイテムを飾る習慣があります。

伝承によると、イースターバニーは子どもたちに卵やキャンディなどのプレゼントを運んできてくれる存在なのだとか。また、地域によっては春の女神の化身であるという説もあります。

 

子どもたちと一緒にイースターのお祭りを楽しもう

クリスマスやハロウィンと比べるとあまり馴染みがないかもしれませんが、春の訪れを祝うイベントとして子どもたちと一緒にイースターエッグ作りやエッグハントの遊びを楽しんでみるのはいかがでしょうか?

カラフルな卵を飾りつけると、園内が華やかで明るい雰囲気になります。

 

佐藤愛美(さとうめぐみ)

保育ライター。保育園や子育て支援施設にて担任や育児講座等の業務を経験。2016年にはフリーライターに転身。保育園の取材記事やコラムなどを中心に執筆し、現在に至る。

保育の仕事の魅力や、現場で活躍する保育者たちの生の声をお届けします。

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