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寝かしつけのコツと午睡の時間の使い方

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新生児から未就学前の子どもにとって午睡は大切な時間です。午睡とは、お昼寝のことです。

小さな子どもは大人と同じような生活リズムで行動することはできませんので、体力を回復させて体と生活のリズムを整えるために午睡は欠かせません。

園にもよりますが、昼食後から3時間程の午睡時間をとるところが多いようです。生活リズムを整えるために、毎日同じ時間に決められています。

すぐに寝付ける子もいれば、なかなか寝付けない子もいます。特に園に慣れていない入園当初は、寝かしつけに時間がかかってしまいます。保護者がいないと寂しくなってしまったり、お友達の多い環境に興奮してしまったりするのです。しかし、習慣化してしまえば自然と眠れるようになってきます。寝かしつけのコツは習慣化です。どんなに泣きぐずる子も最初は大変ですが、慣れてくればちゃんと寝れるようになります。慣れるまではしっかりと子どもに付き添って安心させてあげましょう。

寝付きを良くするためには、寝つけない原因の不安や寂しさ、環境の違いを安心して眠れる環境に変えていくことです。

安心感には保育士と子どもとの信頼関係が必要なので、日頃からスキンシップやコミュニケーションを大切にしましょう。午前中は体をたくさん動かして疲れさせることと、お腹を空かせて昼食をお腹いっぱい食べるようにすることも、寝付きをよくするポイントです。

園によって様々ですが、午睡の前にトイレへ行き、パジャマに着替え、絵本を読み、静かな音楽をかけて、『今からお昼寝だよ』という雰囲気を作っていきます。一連の流れが習慣化されると、体が自然と眠りの体制に入っていきます。

寝かしつけのテクニックの一つとして、寝息のタイミングを合わせての添い寝(寝たふり)や、優しく眉間を撫でるといった方法も保育士の間で広まっています。

子どもが寝ている間、保育士は別の仕事をします。一日の様子を思い起こして連絡帳を書き、午前の遊び・昼食の片づけ、おやつや夕食の準備、行事で使用する制作物などです。作業をしながらですが、つかの間の静かな時間に一息入れましょう。

最後に、寝かしつけの時に一番やってはいけないことは、早く寝て欲しいという焦りからイライラしてしまう事です。小さな子どもにとっては、家で保護者と過ごしているときと違って少なからず不安があるものです。子どもが安心して寝つける環境・雰囲気づくりに努めましょう。

 

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