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保護者に話かけるのが苦手・・・という人見知りを改善する方法

 

保護者に限らず、一緒に働くスタッフの輪の中に入りにくいと感じる方もいらっしゃるかもしれません。

保護者との、何気ない会話でも、緊張して、会話が続かないなどのお悩みもいただくことがあります。

いずれにしても、「意識」の向け方を変えると、他人とのかかわりも楽しくなります。

その「意識」について詳しく見て行こうと思います。

 

◆自分を意識しすぎると、緊張する

他人に関わるとき、どんなことを考えていますか?

緊張してしまう方は、自分に意識を向けているのかもしれません。

「わたしは、どう思われるだろう?」

「どんなわたしなら、嫌われないのだろうか?」

「どうすれば、いい人に思われるだろうか?」

「どうせ、嫌われてるだろうな・・・。」

こんな風に、自分に意識を向けていると、つい、自分を大きく見せてしまったり、逆に小さく見せてしまう傾向にあります。

ありのままでない自分になってしまいます。

相手は、無意識にそれを感じ取るもの。

その結果、何となく、親しみを感じてもらえず、信頼関係も作られにくくなってしまいます。

 

◆コミュニケーション上手な人は、好かれようとしていないのです

人と話をするとき、自分へ向いていた意識を、相手へ向けてみてください。

「この人は、どんな人だろう?」

「この人は、どんな気持ちだろう?」

「この人は、何をわかってもらいたいのだろう?」

「この人が一番話したいことは、なんだろう?」

相手に意識を向けると、会話が楽しくなります。

自分自身は、ありのままなので、とても楽に会話を楽しめます。

さらに、相手は、無意識に本音を言いやすくなり、当然、信頼関係が生まれやすいのです。

どうでしょう?相手へ意識を向けて会話をするだけで、自分は聞き上手になれそうですよね。

むしろ、相手の方が、あなたと話をしたいと思ってくれますよ。

 

≪井上きき 役に立つ話 2013年9月1日号≫

 

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