めぐみ先生の保育コラム

子どもたちへの年賀状の書き方とマナー

 

年末が近づいてきました。クラスの子どもたちに宛てて、新年のご挨拶として年賀状を送る保育士の方も多いと思います。園によって年賀状の事情は様々です。園で支給される年賀状を使い、決まった形式に則って年賀状を書くところもあれば、担任が個人的に年賀状を購入して送る場合もあるでしょう。勤務1年目の方は、事前に園のやり方を確認しておくと良いと思います。
今回は、子どもたちへの年賀状の書き方とマナーについてお伝えします。

 

元旦に届くように出そう

基本的には、年賀状は元旦に相手のもとへ届くようにしたいものです。確実に元旦に届けたい場合は、12月25日までにポストに投函する必要があります。
もしも元旦に間に合わなかった場合でも、「松の内」(松飾りを飾っておく期間)の1月7日までに相手のもとへ年賀状が届けば大丈夫です。それ以降は寒中見舞いになります。

 

必ず全員に書くこと

「○○君の保護者とは仲が良いから、年賀状を出そう」というのはNGです。担任として年賀状を書く以上、喪中の家庭を除き全員に届くようにしましょう。「○○ちゃんのおうちには先生から年賀状が届いたのに、うちには届いてない」と、後からトラブルになり園全体に迷惑をかける可能性もあります。
また、最近はオンライン上で年始の挨拶をする人も多くなりました。保育園が流すメールマガジンならともかく、担任が個人的に挨拶をする場合は、やはりハガキが相応しいでしょう。

 

自分の顔写真やプリクラはNG

友達宛ての年賀方には、自分の顔写真を入れたりプリクラを貼ってカジュアルな雰囲気に仕上げる方もいるでしょう。しかし、子どもたちへの年賀状では避けたほうが無難です。干支のイラストや、クラスの集合写真などを使用し、子どもたちの家族や親族の手元に届いた時、気持ちよく読んでもらえるハガキにしましょう。年始の挨拶がきちんとしていることで、保護者からの信頼感がより深まることもあります。

 

昨年のお礼と年度末までのご挨拶

年賀状に書くメッセージはどんなものにしようか、悩みどころだと思います。まずは「昨年は大変お世話になりました」というお礼に始まり、「残り少ない期間ですが、3月まで担任として努めてまいります。よろしくお願いいたします」など、改めて挨拶を入れると丁寧な印象になります。

 

 

最近は、ハガキで年賀状を送る人が少なくなっているようですが、元旦の朝にポストを開けて年賀状が入っていた時、子どもたちはきっとわくわくするはずです。手に取った子どもたちが喜ぶ年賀状を作りたいですね。

 

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佐藤愛美(さとうめぐみ)

保育ライター。保育園や子育て支援施設にて担任や育児講座等の業務を経験。2016年にはフリーライターに転身。保育園の取材記事やコラムなどを中心に執筆し、現在に至る。

保育の仕事の魅力や、現場で活躍する保育者たちの生の声をお届けします。

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