めぐみ先生の保育コラム

保育者のためのスケジュール管理のコツ

保育者が仕事もプライベートもバランスよく充実させるためには、効率的なスケジュール管理が欠かせません。今回は、保育者が実践できるスケジュール管理のポイントをご紹介します。

 

スケジュール管理のポイント

【ポイント1】自分に合ったスケジュール管理ツールを選ぼう

皆さんは日々の業務をどのように管理していますか?スマホのアプリやクラウド型手帳は人気のツールです。アプリを使えば家でも仕事でも瞬時に予定を確認でき、他の職員と情報を共有するのも簡単です。

 

しかし、保育現場ではスマホやタブレットを頻繁に使用することが難しいため、手書きの手帳を併用している人も多いです。行事の準備や保護者との面談予定などを紙の手帳に書き込んでおけば、業務中にもすぐに確認できます。

 

職場では紙の手帳を使って素早く確認し、家ではスマホのアプリで全体のスケジュールを整理するなど、自分に合った方法を見つけることが大切です。

 

【ポイント2】余裕を持った締め切り設定で計画的に動こう

保育者の業務は多岐にわたります。保育計画の作成や保護者対応、行事の準備、クラスだよりの作成など、常にやることがたくさん。忙しさに追われるほど、優先順位を見失ってしまうこともあります。

 

そんな時は、まずすべてのタスクを書き出して優先順位をつけましょう。特に締め切りのある業務については、実際の締め切りよりも1〜2日前を「自分だけの締め切り」として設定することをおすすめします。

これにより、急な変更やトラブルにも余裕を持って対応できるようになります。余裕を持ったスケジュール設定はストレス軽減にも繋がります。

 

【ポイント3】作業時間を予測し、計画的に進めよう

効果的なスケジュール管理のためには、各タスクの所要時間を把握することも大切です。例えば、以下のように具体的な時間を割り出してみましょう。

 

週案の作成:30分

行事の準備:2時間

クラスだよりの作成:1時間

 

こうした時間の見積もりは、日々の業務計画を立てる上で非常に役立ちます。

また、スキマ時間を上手に活用することで、残業を減らし、プライベートの時間も大切にできるようになります。

 

仕事もプライベートも充実させるために

効果的なスケジュール管理を行うことで、業務を効率的に進めることができます。自分に合ったツールの選択、余裕を持った締め切り設定、タスクの所要時間の把握といったポイントを意識すれば、無理なく日々の業務をこなすことができるでしょう。

 

特に年度の変わり目や長期休暇の期間は、スケジュール管理の見直しに最適な時期です。自分に合った方法を取り入れて、仕事もプライベートも充実させましょう。

 

佐藤愛美(さとうめぐみ)

保育ライター。保育園や子育て支援施設にて担任や育児講座等の業務を経験。2016年にはフリーライターに転身。保育園の取材記事やコラムなどを中心に執筆し、現在に至る。

保育の仕事の魅力や、現場で活躍する保育者たちの生の声をお届けします。

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