めぐみ先生の保育コラム

クイズにも使える!「雪」に関する豆知識

雪だるまや雪合戦、そり滑りなど、雪が降るとできる楽しい遊びはたくさんありますよね!

子どもたちは寒さなんてヘッチャラ、ワクワクしながら外に飛び出していくのではないでしょうか?

 

今回は、そんな「雪」にまつわる豆知識をご紹介します。

大人も意外と知らないことが多いかもしれませんよ♪職員研修のクイズにもおすすめです。

 

(1)雪国のかまくらは神様を祀る行事だった

 

大きな雪洞を作って中に入る、冬の風物詩「かまくら」。

400年以上もの歴史を持つ秋田県横田市のかまくら(通称「横手のかまくら」)は水神様をお祀りする正月行事です。人々はかまくらの中に入り、正面に祀られた水神様にお賽銭をあげて家内安全や五穀豊穣を祈願します。

 

現在も毎年2月にお祭りが開催され、市内にはたくさんのかまくらが作られて甘酒やおもちがふるまわれます。

 

(2)西洋の雪だるまは3段、日本の雪だるまは2段。見た目が違うのはどうして?

 

雪だるまの起源は明らかになっていませんが、西洋と日本ではどうやらルーツが違うようです。

 

日本では江戸時代に描かれた浮世絵の中に雪だるまが登場し、その見た目は縁起物の達磨の形をしていました。おそらく日本では雪だるまは縁起物だったのではないかと考えられています。日本の雪だるまが2段重ねなのはルーツが達磨だからなのではないでしょうか。

 

一方、西洋の雪だるまは日本のものと異なり3段重ねで、さらに鼻は人参、頭にはシルクハットをかぶっています。西洋では雪だるまを「スノーマン」と呼ぶことから、人がモデルになっていると言われています。

 

(3)「ゆきやこんこん」「ゆきやこんこ」正しいのはどっち?

 

ついつい間違えてしまうのが童謡「ゆき」の歌詞。

「ゆきやこんこん あられやこんこん」

ではなく

「ゆきやこんこ あられやこんこ」

が正解です。

 

一方、明治34年(1901年)発行の「幼稚園唱歌」に入っている「雪」(滝廉太郎作曲)では「雪やこんこん、あられやこんこん もっとふれふれ、とけずにつもれ」と歌われています。

この二つは全く別の曲ですが、歌詞も似ていることから混同しやすいのです。

 

現在、幼稚園や保育園でおなじみの「猫はこたつで丸くなる」のほうの「ゆき」の歌詞は「ゆきやこんこ」が正解です。

 

ちなみに「こんこ」の意味は諸説ありますが、「来い来い」つまり「雪よもっと降れ」という子どもの思いが込められているのではないかと言われています。

 

(4)積もった雪の深さ世界一は日本の山

 

日本は世界一の豪雪国であることをご存知でしょうか。

世界の観測史上もっとも雪が深く積もったのは、1927年2月14日、滋賀県と岐阜県にまたがる伊吹山頂で、記録は11m82cmです。

 

鎌倉大仏の高さとほぼ同じと言えば、どれだけの積雪だったかが想像できるでしょう。

 

雪にまつわる豆知識をもっと探してみよう

雪の豆知識を4つご紹介しました。

雪が降ったら子どもたちと一緒に外に出て、触ったり観察したりしてみてください。

まだ知られていない雪の面白さを発見できるかもしれませんよ。

 

佐藤愛美(さとうめぐみ)

保育ライター。保育園や子育て支援施設にて担任や育児講座等の業務を経験。2016年にはフリーライターに転身。保育園の取材記事やコラムなどを中心に執筆し、現在に至る。

保育の仕事の魅力や、現場で活躍する保育者たちの生の声をお届けします。

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