実習生の書類をチェックする時のポイント

めぐみ先生の保育コラム

 

保育士を経験して何年か経つと、実習指導を任される方も多いのではないでしょうか。

学生時代には自分が実習生として保育園へ通っていたことを思い出すと、懐かしい気持ちになります。

 

実習生を指導するにあたり、学生さんの成長に繋がるようなフォローをしてあげたいと思うところですが、その中でも悩みの種のひとつが実習録や日案などの書類のチェックです。

どのような観点でチェックし、コメントをつければ良いのか、ポイントをお伝えします。

 

(1)その目標は適切?

実習生の中には、自分に合った目標を定めることが苦手な人もいます。たとえば、実習の初日なのに「子どもたち同士がよりよく関わって遊べるように、新しい遊び方を提案していく」といった内容は、あまり適切ではありません。

逆に、実習の後半になって「一人ひとりの名前を覚え、親しみを持って声をかける」といった内容を書くのもちょっと遅いですね……。

 

「実習の段階を踏まえ、今の自分に合った目標を定める」ことは大切なポイントのひとつです。そのため、実習生自身がどんなことを学びたいか、という点も目標を考える上で重要になってきますね。

 

二つ目のポイントは、「クラスの子どもたちに合った目標であるか」ということです。学生にとって、ここは難しい部分なので担任が丁寧に確認を入れるべきところでもあります。

クラスの子どもたちの興味や発達段階と合った目標設定でない場合、活動をしていく中で不具合が起こる可能性が高いです。しかし、その不具合を「学び」と捉えることで、その日の反省材料にすることができます。

 

(2)保育業界独特の言い回しについて

「させる」→「できるように促す」

「トイレ」「おしっこ」→「排泄」

「おひるね」→「午睡」 などなど・・・

 

この他にも、保育業界独自の言葉の使い方のルールがあります。(園によっても少しずつ違いますよね)

実習中にそういったこともぜひ身につけておくと今後の役に立つはずです。

 

(3)実習生の力をのばすコメント

保育現場に慣れていない実習生の姿を見ると、どうしてもできないことばかりが目についてしまうかもしれません。しかし、良いところを見つけて教えてあげることは本人の自信につながり「保育者になりたい!」という気持ちがより強まるきっかけにもなるはず。

「この声掛けの仕方は丁寧でいいですね」「A君の気持ちによく気付きましたね。A君も、先生に言葉をかけてもらって嬉しそうでした」「トイレ掃除がとても丁寧です」など、些細なことでもコメントに残しましょう。

 

実習生を指導しながら学ぶことも多い

 

 

リアルタイムで保育の勉強をしている実習生は、経験はまだないものの、保育の新鮮な知識を持っています。現役の保育士がつい忘れがちな保育所保育指針の内容を、しっかりと覚えて実習へ来る学生さんもいます。

一方的に指導するだけに終わらず、実習生の姿からも学ばせてもらう気持ちを持っていると、お互いの成長に繋がるのではないでしょうか。

 

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佐藤愛美(さとうめぐみ)

保育士として保育園、子育て支援センターでの勤務経験を経てフリーライターに。現在、子育て関係の記事を中心に執筆している。パパ、ママ、保育士さんに向けて必要な情報を発信していけるように頑張ります!


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