井上きき 役に立つ話 保育士の為のお役立ち情報

相手を変えたいときは、どうすればいいのか?

inouekiki_20120901

夏休みがおわりましたね。我が家の長男(3年生)も、どうにか宿題を終わらせました。

早くやっておけばいいのに・・・

毎日 少しずつやっておけばいいのに・・・

と、つい思ってしまうものですよね。

それでも、自分以外の人間を変えることって、本当に難しいものです。

みなさんにも、そんな経験はありませんか?

 

◇「変わってくれ」と言われるほど、変われない

あなたが、もし、「君の考え方は、間違っているよ。君は、変わったほうがイイ。」と言われたら、素直に変われますか?

また、「わたしのやり方の方が正しいんだから、このやり方に変えなさい。」と言われたら、素直に変えますか?

そんなことを言われれば言われるほど、変わりたくなくなってしまいますよね。

 

◇相手を変えたかったら、「そのままで いいんだよ。」と伝えたほうがイイ

もしも、あなたの部下が、毎日、遅刻を繰り返していたら、どうしますか?

「社会人失格なんじゃない?毎朝、6時に目覚ましをかけて、5分おきに、10回鳴るようにセットすれば起きれるから、そうしなさい。」

と伝えますか?

それで、かんたんに改善する遅刻ならいいのですが、そうじゃないから、困るわけです。

この場合は、

「いつも、慣れない環境で、がんばっているんだね。なにか、手伝うことはある?」と、相手を認める言葉をかけたほうが、効果的です。

だから、わたしも、長男に、こう伝えました。

「夏休みは、弟とよく遊んでくれてありがとうね。宿題、手伝えることあったら、言ってね。」

 

認められると、素直になれますからね。

 

≪井上きき 役に立つ話 2012年9月1日号≫

 

井上きき 役に立つ話 一覧へ

井上きき 紹介コラムへ



-井上きき 役に立つ話, 保育士の為のお役立ち情報

© 2011 保育パートナーズ