めぐみ先生の保育コラム

初めて保育の仕事をする時に、大切にしたい3つのこと

 

4月になり、新年度が始まります。この春から新しい保育園に勤める方もいれば、初めて保育園で働くという方もいると思います。最初は緊張する場面も多かもしれませんが、子どもたちとの出会いを思うとワクワクするのではないでしょうか。

今回お伝えするのは保育の基本。私が初めて保育現場で働き始めた時に、先輩たちから教わった大切なことです。

 

⒈子どもたちと向き合い信頼関係をつくる

働き始めたばかりの頃に大切なのは、知識や技術よりも、目の前の子どもたちとたくさん会話をし、遊び、コミュニケーションを取ることです。子どもたちの気持ちを理解するため、とことん向き合ってください。そうすることで信頼関係が少しずつ生まれます。

信頼関係がないままに、知識や技術だけで良い保育をしようと実践しても、子どもたちはついてきません。

 

⒉園の理念や方針を理解する

就職した園によって、保育に対する考え方は異なります。例えば、子どもたちの間でトラブルが起こった時、A保育園では安全面を優先し保育士が必ず介入するようにします。一方、B保育園では子どもたち自身で問題解決ができるようにするため、保育者は極力介入しないようにします。

もちろん、自分の保育観を大切にして保育を行うことも必要ですが、理念を職員が共通理解することによって、保育者同士がよりよいチームワークを発揮することができるのです。

 

⒊職員や保護者とのコミュニケーションを大切にする

どんなに優秀な保育者であっても、保育は一人ではできません。保護者や職員とコミュニケーションをとり、多角的に子どものことを考えていくことが、より良い育ちに繋がります。

相談や報告をしないまま独断で行動をすると、思いがけない事故やトラブルが発生します。子どもたちを危険に晒してしまう可能性も高まります。 日常的に挨拶を交わし、子どもたちの様子を伝えあったり、分からないことがあればいつでも相談できる関係を作ることが大切です。

 

 

「子どもたちを楽しませたい」「自分が得意なことを子どもたちにも伝えたい」・・・子どもたちと一緒にやりたいことが、きっとたくさんあると思います。

自分の中の“なりたい保育者像”を目標に、日々の保育を通して子どもたちと一緒に成長していきたいですね。

 

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佐藤愛美(さとうめぐみ)

保育ライター。保育園や子育て支援施設にて担任や育児講座等の業務を経験。2016年にはフリーライターに転身。保育園の取材記事やコラムなどを中心に執筆し、現在に至る。

保育の仕事の魅力や、現場で活躍する保育者たちの生の声をお届けします。

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