めぐみ先生の保育コラム

雪遊びの注意点と遊びの例

 

先日、首都圏でも雪が降りつもりました。大人にとっては少々厄介な雪ですが、子どもたちは大喜び。雪が柔らかいうちに、保育園でも雪遊びができたらいいですね。
今回は保育中に雪遊びを行う際の注意点と遊びの例をご紹介します。

 

雪遊びの注意点

・ 雪を食べない
雪の中には大気中の塵が入っています。また、道路の雪には凍結防止剤が付着している可能性もあります。乳児さんは誤飲に気をつけ、幼児さんは遊ぶ前に口頭で伝えましょう。

・ 転倒
雪の上は大変滑りやすくなっています。特に凍っている部分は大人でも足をとられてしまいます。園庭で遊ぶ際は、危険な箇所がないか事前に点検をしましょう。

・ 落下物
屋根の上に積もった雪やつららが落下してくる可能性があります。取り除けるものは取り除き、危ない場所には入らないように誘導しましょう。

・ 脱水症状
厚着をして遊んでいると大量に汗をかきます。遊びの前後には、白湯や温かい麦茶などを飲むようにしましょう。

 

雪遊びの例

<雪だるまづくり>

 

 

初めて雪だるまを作る子は、いきなり大きなものを作るのは難しいかもしれません。手のひらサイズの小さな雪だるまから挑戦してみましょう。小石や木の実、小枝などを使って顔を作りましょう。

<雪のおままごと>
雪が積もった時だけにできる雪のおままごと。砂場の砂の代わりに雪を使って遊びます。プリンカップや砂遊びセットを用意すると、遊びの幅が広がります。また、色水を使えばかき氷を作ることもできます。

<雪合戦>
こちらも雪遊びの定番ですね。雪を硬く握らないこと、顔や頭にぶつけないことなどを事前に約束し、必ず保育者が近くで見守りましょう。

<宝探しゲーム>
スーパーボールやビー玉を雪の中に隠して宝探しをしましょう。グループ対抗戦で、何個見つけることができたかを競争してもいいですね。
雪の下を覗いてみると、落ち葉やどんぐり、眠っている虫に出会うこともあります。自然の発見も同時に楽しみましょう。

雪遊びは期間限定でできる活動です。積もりたての柔らかい雪を使って、安全に楽しく遊びましょう。

 

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佐藤愛美(さとうめぐみ)

保育ライター。保育園や子育て支援施設にて担任や育児講座等の業務を経験。2016年にはフリーライターに転身。保育園の取材記事やコラムなどを中心に執筆し、現在に至る。

保育の仕事の魅力や、現場で活躍する保育者たちの生の声をお届けします。

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