子どもがプールで溺れたら?覚えておきたい応急手当て

めぐみ先生の保育コラム

 

水遊びは夏限定の楽しい活動ですが、怪我や事故には十分な配慮が必要です。そして、もしも子どもが溺れてしまった時のための応急手当ての方法を正しく覚えておくことで、安心して水遊びの活動に臨むことができると思います。

 

今回は、そんな水遊びの緊急時に伴う判断と、応急手当ての方法についてお伝えします。

 

子どもが溺れた!救急車を呼ぶ?呼ばない?

急いで救急車を呼んだほうが良い場合

・心臓が止まっている、脈がない

・呼吸がない

・意識がない(呼びかけに反応しない)

・水を大量に飲んで呼吸が苦しそう

 

病院へ連れていったほうが良い場合

・意識はあるが、ぐったりしている

・大量の水を飲んでしまった

 

注意をして経過を見守ったほうが良い場合

・意識があり元気な様子だが、時間が経ってから異変が起こる場合も。ぼーっとしていたり、体のどこかを痛がったり気分が悪くなったりといった変化がないか見守る。

・保護者とも細かく情報を共有し、降園後も注意して見守っていただきたいことを伝える。

 

保育園でできる応急手当て

意識がある場合は水を吐かせて保温

(幼児)大人が片ひざ立ちをし、うつぶせにした子どものおなかをひざの上に乗せる。背中を叩いて水を吐かせる。

(乳児)うつぶせに寝かせた子どものお腹の下に腕を入れて、少しだけ体を持ち上げ、背中を叩く。

 

参考:公益社団法人 日本小児科学会 こどもの事故と対策

http://kodomo-qq.jp/jiko/index.php?pname=jiko_chissoku

 

→水を吐いた後は濡れた服を脱がせ、毛布等で全身をくるんで保温する。吐物が口内に残っていると窒息の危険性があるためよく確認する。

 

意識がなく呼吸・脈がある時は気道確保と保温

1)救急車を呼ぶ

2)子どもをあおむけに寝かせ、片手を額に、もう片手の二本指で顎を持ち上げて喉をのけぞらせて気道確保をする。

3)濡れた服を脱がせ、毛布等で全身を

くるんで保温する。救急車到着まで容体の変化を見守る。呼吸が止まった時のために近くにAEDを用意して待機する。

 

意識がなく呼吸・脈がない時は心臓マッサージと人口呼吸

1)救急車を呼ぶ

2)直ちに心臓マッサージ、人工呼吸を行う。

AEDが到着したらすぐに使う。救急隊員に引き渡すまで続ける。

 

参考:日本医師会 救急蘇生法

https://www.med.or.jp/99/kids.html

 

講習を受け、常に応急手当ての知識を持っておこう

 

緊急時になると慌ててしまい、せっかく覚えた応急手当ての仕方を忘れてしまいがちです。

避難訓練と同じく、定期的に講習の機会を設け、職員全体が常に緊急時を想定していることで、事故があった場合でも落ちつて対応をすることができます。

 

各自治体の消防署が開催する救命講習を受講したり、職員室の目立つ場所に応急手当てのマニュアルを掲示していつでも確認できるようにしておくことをおすすめします。

 

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佐藤愛美(さとうめぐみ)

保育士として保育園、子育て支援センターでの勤務経験を経てフリーライターに。現在、子育て関係の記事を中心に執筆している。パパ、ママ、保育士さんに向けて必要な情報を発信していけるように頑張ります!


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