めぐみ先生の保育コラム

保育園の梅雨入り対策

毎日のように雨が降り、ジメジメと蒸し暑い梅雨。アジサイが咲いたりカエルやカタツムリが現れたりと楽しいこともありますが、対策をしないと快適に過ごすことが難しい季節でもあります。

梅雨入りを迎える前に保育園でも少しずつ準備をしていきましょう。

 

対策1「沐浴室や調乳室の防カビ対策」

気温と湿度が上がる梅雨はカビが発生しやすい時期。特に乳児クラスの沐浴室や調乳室などの水回りは注意が必要です。換気扇を回したり窓を開けたりしてできるだけ風通しをよくするように努めましょう。

また、石鹸や皮脂の残りカスはカビの繁殖の原因になるため、使用後はよく洗い、固く絞った布などで水気を拭き取ることをおすすめします。

 

対策2「菜園の雨対策」

保育園で野菜や花などを育てている場合は、土の水はけを良くするために排水溝を整備したり、葉の間引きをして風通しを良くしたりといった対策をしましょう。雨が続くと根腐れを起こしてしまったり葉が傷んでしまう場合があります。

また、雨の日は草取りが難しくなるため雑草が伸び放題になってしまうことも。天気の良い日を選んで子どもたちと一緒に草取りをするのはいかがでしょう。

 

対策3「暑さ対策をして熱中症予防」

地域差はありますが、梅雨に入ると高温多湿になり室内でも熱中症のリスクが高まります。前もってエアコンや扇風機の清掃と点検をしておくことや、給食室のスタッフと連携しながら水分補給の計画を立てておくことが大切です。午睡の時は布団に熱がこもらないよう、冷感ジェルパッドを使用している園もあるようです。

 

対策4「連日の雨に備え、室内遊びを充実させる」

 

 

連日の雨で屋外に出られないと、子どもも大人もストレスが溜まります。室内でも適度に体を動かせるよう、ダンスやリトミック、サーキット遊びといった活動の引き出しを増やしておくといいですね。

しっかりと準備をすれば、色水遊びや氷遊び、魚釣りも室内で楽しむことができます。蒸し暑さを忘れて涼を感じることができる遊びも取り入れてみてくださいね。

 

梅雨入り前から計画的に準備しよう

4つの梅雨入り対策をご紹介しました。梅雨の時期も快適に楽しく過ごすために、梅雨入りを迎える前から準備できるといいですね。

職場の保育園の環境に合わせ、どんな工夫ができるか考えていきましょう。

 

佐藤愛美(さとうめぐみ)

保育ライター。保育園や子育て支援施設にて担任や育児講座等の業務を経験。2016年にはフリーライターに転身。保育園の取材記事やコラムなどを中心に執筆し、現在に至る。

保育の仕事の魅力や、現場で活躍する保育者たちの生の声をお届けします。

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