めぐみ先生の保育コラム

梅雨の製作アイデア

室内の活動が多くなる梅雨の季節。子どもの創造力や感性を育む製作活動のアイデアを、乳児・幼児別にご紹介します。

 

乳児クラス(0〜2歳)向けの梅雨製作アイデア

自分でやってみたいという気持ちが芽生える乳児期の子どもたち。子どもたちが自らの手で素材に触れ、表現する楽しさを感じられるような製作活動をおこなうのはいかがでしょうか。

 

・お花紙で作るかたつむり

材料

  • かたつむりの台紙
  • お花紙
  • 両面テープやのり

ポイント

子どもたちが自分の手でお花紙を丸め、かたつむりの台紙に貼り付けます。目や口はシールを貼ったり、クレヨンで描いたりして仕上げます。丸める、貼る、描くといった基本的な動作を通じて、手先の発達を促し、作品が形になる喜びを感じます。

 

・スタンピングで彩るあじさい

材料

  • あじさいの台紙
  • 絵の具
  • ストロースタンプ

ポイント

子どもたちがストロースタンプを使って、あじさいの台紙に自由に模様をつけます。段ボールやプチプチなど、さまざまな素材のスタンプを用意すると、感触の違いも楽しめます。また、スタンプを押す動作を通じて色や形の変化を楽しみ、自分の選んだ色や模様で作品を彩ることで、子どもの自己表現につながっていきます。

 

幼児クラス(3〜5歳)向けの梅雨製作アイデア

幼児期の子どもたちは、複雑な手先の動きができるようになったり、自分の考えを形にする力が育ってきます。子どもたちが自らのアイデアを活かし、創造的な作品づくりを楽しめるような活動にしたいですね。

 

・紙皿で作る「お天気チェッカー」

材料

  • 紙皿(1枚)
  • 画用紙(雲、太陽、雨などの形に切る)
  • 色鉛筆やクレヨン
  • 割りピン(針を固定するため)

ポイント

紙皿の中心に穴を開け、割りピンで針を取り付けます。紙皿の周囲に、画用紙で作ったお天気マーク(晴れ、曇り、雨など)を貼ります。針を回して子どもたちが毎日自分で天気を確認し、天気への興味を育てます。

 

クリエイティブな活動で梅雨を楽しく

製作活動を通じて、子どもたちは自分の手で作る楽しさや、表現する喜びを感じることができます。

また、完成した作品を保育室に飾ることで、季節感や達成感を味わえるでしょう。

クリエイティブな活動を取り入れながら、梅雨の季節を楽しく過ごしましょう。

 

佐藤愛美(さとうめぐみ)

保育ライター。保育園や子育て支援施設にて担任や育児講座等の業務を経験。2016年にはフリーライターに転身。保育園の取材記事やコラムなどを中心に執筆し、現在に至る。

保育の仕事の魅力や、現場で活躍する保育者たちの生の声をお届けします。

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