保育をしていると、特定の子どもに対して苦手意識を持つことがあるかもしれません。
そんなとき「保育者として失格なのでは」と自分を責めてしまう人もいるでしょう。
でも、苦手と感じることと、その子を大切に思っていないことは同じではありません。
今回は、苦手意識を自己理解につなげる方法を考えてみます。
ポイント1 まずは「何が苦手なのか」を分けてみる
この子が苦手、と感じたときは、子どもそのものではなく、どんな場面で難しさを感じているのかを考えてみましょう。
たとえば、声の大きさに疲れてしまうとか、ほかの子どもへの対応との両立が難しいとか。ふだんの自分の感情を振り返ってみてください。
具体的にしていくと、自分が困っているのは子どもそのものではなく、特定の行動や場面なのだと気づくことがあります。
さらに、なぜ自分はその場面を負担に感じるのかを考えてみるのも大切です。自分の得意・不得意や、その日の疲れなどが関係していることもあります。
ポイント2 ほかの職員の意見を聞く
自分だけでは整理しにくいときは、ほかの職員に相談してみましょう。
この子が苦手ですと伝えるだけではなく、具体的な場面を伝えるのがポイントです。
また、「先生は、どんなふうに関わっていますか」と聞いてみることで、自分とは違う関わりの方法や、その子の様子を見る視点が見つかるかもしれません。
このように相談することで、自分だけが難しいと感じていたわけではないと分かることもあります。
ポイント3 自分の関わり方を少し変えてみる

ほかの職員の関わりを参考にしながら、自分の関わり方を少し変えてみましょう。
ここで大切なのは、苦手意識をすべてなくそうとがんばることではありません。どんなときに自分が余裕を失いやすいのかを知り、その場面でできる工夫を増やしていくことです。
たとえば、子どもへの声かけを短くする、少し早めに予告する、対応が難しい時間帯は職員同士で役割を確認しておくなど、具体的な方法を試してみます。
苦手という感情は、自分の保育を振り返るための手がかりになることがあります。
「この子が苦手」で終わらせず、「私は何に困っているのだろう」と一度立ち止まってみると、解決方法が見つかるかもしれません。
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めぐみ先生
元保育士。ライター歴10年。 子育てをしながら保育の記事を書いています。 保育現場で働く方や、保育者を目指している方に役立つコラムをお届けします。 |
