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暴れる、騒ぐ子どもの心と対処法

園児をみていると暴れたり、騒いだりと目立つ子は必ずといっていいほどいます。

ある程度は個性として受け止めることも出来ますが、集団生活をしているとたとえ幼児であっても許されない場合もあります。

しかも単なる個性ではなく、人よりも目立つ行動をしている子は何か心のサインを送っている可能性も否定できませんので、その子の心の声を聞いてあげる必要があります。

しかしまだ3歳や4歳など幼い子の主張は100%受け止めることも出来なく、中には話している内容につじつまが合わないこともしばしばあります。

まずはかんしゃくを起こす原因を分かってあげるところから始めます。

 

保育園児など幼少期における心の変化はまだまだお母さんに甘えていたい、赤ちゃんのままでいたいという気持ちと、立派なお兄ちゃんやお姉ちゃんになりたいという願望とがあいまっています。

この二つの気持ちに揺れてしまうとイライラが生じ、それが暴れたり騒いだりする行動となって現れてきます。

保育士はその子の気持ちに寄り添ってあげるようにします。

その子が自分の気持ちを伝えられるようになると段々とかんしゃくは治まってきますのでまずは心の声を受け止め、優しく、そして慰めてあげてください。

これは大人でも言えることですが、気持ちの葛藤でさらに混乱し、イライラするものの大人のようにストレス発散を上手に出来ない幼児は暴れたり、騒いだりして訴えているのです。

幼児でなくとも大人でもかんしゃくを起こす人はいますよね。

ここで避けたいのは叱ること。確かに他の子に迷惑をかけ、時には他の子を怪我させてしまうこともあるかもしれません。

勿論そういう場合の注意は必要ですが、それでも何故そういうことをしたのかという原因を探ることが先決となります。

何かでモヤモヤしているのだとしたら、そのことに対して安心が出来るよう不安を取り除いてあげるように接してあげます。

保育園という集団生活では先生も一人の子だけに相手をすることはとても難しいとは思いますが、子どもの気持ちの変化をうまいタイミングでキャッチしてあげることが大切です。

 

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