めぐみ先生の保育コラム

【明日の保育で使いたい】夏の昆虫のおはなし

 

ミーンミンミン……外を歩くと、セミの大合唱が聞こえてきます。緑が生い茂る夏は、昆虫が活発に活動する季節です。公園や園庭で子どもたちと虫探しをしてみませんか?

ここでは、夏によく見られる虫たちの豆知識をお伝えします。

 

セミの豆知識

 

 

日本に生息しているセミは、およそ30種類と言われています。アブラゼミ、ミンミンゼミ、ツクツクボウシなどは有名ですが、その他にもニイニイゼミ、クマゼミ、エゾゼミなどあまり聞きなれない種類もいるのです。

セミは1週間の命……とよく言われていますが、実はもう少し長生きするそうです。実際は、2〜3週間、長ければ1ヶ月生きる場合も。

土の中で十数年間の幼虫期を過ごすセミにとって、地上での時間はほんの一瞬なのでしょう。

 

カブトムシの豆知識

 

 

カブトムシは夜行性の昆虫です。昼間に探しても、なかなか見つかりません。昼間はどこにいるのかというと、落ち葉の下で休んでいることが多いようです。夜になると餌を求め、木にのぼってきます。朝早い時間にクヌギやハルニレの木を見ると、カブトムシが止まっていることがありますのでよく観察してみましょう。

カブトムシを採集しに雑木林へ入る時は、スズメバチに注意しましょう。スズメバチもカブトムシと同じく樹液を好むため、同じ木に巣があるかもしれません。

 

ショウリョウバッタの豆知識

 

 

草むらに隠れて、つかまえようとするとピョーン!と素早く飛んでいってしまうショウリョウバッタ。8㎝ほどの大きいサイズがメス、5㎝ほどのサイズがオスです。また、「チキチキ」という鳴き声を出すことがありますが、これはオスの仕業。

ショウリョウバッタは住む場所によって体の色を変化させます。緑が多い場所であれば緑色、茶色い木々や枯れ草が多い場所であれば茶色っぽい体色になります。こうして擬態し、命を守っているのです。

 

昆虫探しに行く時は、事前に持ち物を揃え、日焼けや虫さされ、熱中症に注意しましょう!

 

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佐藤愛美(さとうめぐみ)

保育ライター。保育園や子育て支援施設にて担任や育児講座等の業務を経験。2016年にはフリーライターに転身。保育園の取材記事やコラムなどを中心に執筆し、現在に至る。

保育の仕事の魅力や、現場で活躍する保育者たちの生の声をお届けします。

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