めぐみ先生の保育コラム

外に行けない日の保育の工夫

雨の日や暑さの厳しい日など、外遊びが難しい日は少なくありません。

予定していた活動ができず、「今日はどう過ごそう」と考えることもあるでしょう。

でも、そんな日だからこそ生まれる遊びや、見えてくる子どもの姿もあります。

今回は、室内で過ごす日の保育について考えてみます。

 

外に行けない日は、保育者も揺れる

外遊びを予定していた日に雨が降ると、保育者側も少し気持ちが揺れるものです。

活動を考え直したり、空間を調整したりと、保育者にとっても慌ただしい時間になりがちです。

 

しかし、ある保育園に勤務する保育士は、室内での過ごし方を工夫するうちに、少し見え方が変わってきたそうです。

梅雨で室内遊びが続いた時期に、子どもたちが、自分たちで遊びを作り始める場面が増えたのだとか。

外に行けない日は、“できない日”ではなく、“別の遊びが広がる日”でもあるのかもしれません。

 

室内だからこそ広がる遊び

例えば、椅子を並べて電車ごっこが始まったり、ブロックで大きな町づくりが始まったり。普段より長く、一つの遊びに集中する姿が見られることもあります。

 

また、狭い空間だからこそ、友だちとの距離が近くなり、やりとりが増える場面もあります。

もちろん、トラブルが起きることもあります。でも、その中で「どうしたら一緒に遊べるか」を考える姿が見られることも少なくありません。

 

保育者が最初から遊びを全部用意するのではなく、子どもたちが遊びを生み出せる余白を残しておく。そんな視点も、室内保育では大切になってきます。

 

保育者の心の持ち方が、空気を変える

「外に行けなくて大変だな」という空気が続くと、子どもたちもどこか落ち着かなくなります。逆に、「今日は何して遊ぼうか」と保育者が楽しみを見つけ始めると、空気が変わることもあります。

 

例えば、新聞紙遊び。

破る、丸める、つなげるが中心のシンプルな遊びですが、子どもたちは夢中になります。

特別な準備をしなくても、子どもたちは遊びを広げていくものです。

 

外に行けない日は、つい制限された日のように感じてしまうことがあります。

しかし、少し見方を変えると、いつもとは違う子どもの姿や遊びに出会える日でもあります。

今日はどんな遊びが始まるだろう。

そんな気持ちで、室内での時間を楽しんでいきたいですね。

 

めぐみ先生

元保育士。ライター歴10年。
子育てをしながら保育の記事を書いています。
保育現場で働く方や、保育者を目指している方に役立つコラムをお届けします。

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