熱中症というと、炎天下で起こるものというイメージを持っている人も多いかもしれません。しかし、実際には室内で発症するケースも少なくありません。
特に体温調節機能が未熟な子どもは、大人以上に注意が必要です。今回は、保育現場で知っておきたい室内での熱中症対策について考えてみます。
室内だから安心とは限らない
エアコンがついている部屋でも、熱中症が起こることがあります。
その理由の一つは、室温だけでなく湿度も大きく影響するためです。湿度が高いと汗が蒸発しにくくなり、体に熱がこもりやすくなります。また、子どもは遊びに夢中になると、暑さや喉の渇きに気づきにくいこともあります。
「エアコンをつけているから大丈夫」と安心するのではなく、室温や湿度、子どもの様子を合わせて見ることが大切です。
子どもが出す小さなサインに気づく
熱中症は、突然ぐったりするわけではありません。
普段より顔が赤い、汗をたくさんかいている、反対に汗をかかなくなった、なんとなく元気がない、遊びをやめて座り込んでいるなど、小さな変化が見られることがあります。
また、「なんとなく機嫌が悪い」「集中できない」といった姿が、体調の変化のサインであることもあります。
いつもと違う様子に気づくためには、普段の姿をよく知っておくことが何より大切です。
こまめな環境調整が子どもを守る

熱中症対策というと、水分補給を思い浮かべる人が多いでしょう。もちろん、水分をこまめにとることは大切ですが、それだけでは十分ではありません。
室温や湿度を定期的に確認すること、活動内容をその日の暑さに合わせて調整すること、適度に休息をとることも重要です。
また、「喉が渇いたら飲もう」ではなく、遊びの区切りごとに水分補給の時間を設けるなど、大人がタイミングをつくることも効果的です。
暑さが厳しい季節は、子どもたちも知らないうちに体力を消耗しています。室内だから大丈夫と思い込まず、小さな変化に目を向けながら、その日の環境や子どもの様子に合わせて過ごしていきたいですね。
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めぐみ先生
元保育士。ライター歴10年。 子育てをしながら保育の記事を書いています。 保育現場で働く方や、保育者を目指している方に役立つコラムをお届けします。 |
