めぐみ先生の保育コラム

夏の「におい」を探してみよう

夏の保育では、暑さや水遊び、セミの声など、目や耳で感じる季節に目が向きやすいものです。でも、夏には鼻で感じられる季節もたくさんあります。

たとえば、雨が降ったあとの土のにおい、草むらの青々としたにおい、花のにおい、木陰に入ったときの少し湿った空気。

子どもと一緒に探してみると、いつもの散歩道にも新しい発見があるかもしれません。

 

「いいにおい」じゃなくてもいい

においを楽しむとき、大人はつい、花ならいいにおい、土なら土のにおい、と答えを決めてしまいがちです。でも、子どもが感じたにおいは、大人の想像とは違うかもしれません。

 

何のにおいかな?

いつもと違うね。

近づくとどうなるかな?

そんなふうに、感じたことをそのまま受け止めてみましょう。においの感じ方に正解はありません。苦手なにおいがある子もいるので、無理に嗅がせる必要もありません。

 

同じ場所でも、においは変わる

においは、天気や時間によっても変わります。

雨の日と晴れの日、朝と午後、日なたと日陰。同じ草や土でも、感じ方が違うことがあります。

いつもの散歩先で、今日はどんなにおいがするかな、と探してみるだけでも、季節や環境の変化に気づくきっかけになります。

 

「感じる」ことを楽しもう

保育の中で季節を取り入れるというと、制作や行事など、何か活動を用意することを考えがちです。でも、特別な準備をしなくても、五感を使って身の回りの変化を感じることそのものが、季節を楽しむ活動になります。

暑い夏だからこそ、少し立ち止まって、風や音、色、そしてにおいに目を向けてみる。

子どもと一緒に、いつもの景色の中にある夏を探してみませんか。

 

めぐみ先生

元保育士。ライター歴10年。
子育てをしながら保育の記事を書いています。
保育現場で働く方や、保育者を目指している方に役立つコラムをお届けします。

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