夏の散歩では、セミの声や強い日差し、色鮮やかな草花など、目や耳で感じるものに目が向きがちです。しかし、少し意識を変えてみると、夏ならではの「におい」もたくさんあります。草のにおいや土のにおい、花のにおい、雨上がりのにおいなどなど。
今回は、いつもの散歩をちょっと楽しくする「におい」の話です。
季節を「におい」で感じる
散歩中に、「何かにおうね」と話したことはありますか?
例えば、雨が降ったあとの土や草からは、いつもとは違うにおいが感じられることがあります。園庭の草むらでは、植物の青々としたにおいがしたり、花が咲いていれば甘い香りが漂ってきたりすることもあります。
においは目に見えないため、大人が「ここから、こんなにおいがするよ」と教えるのではなく、子どもと一緒に探してみるのも楽しそうです。
「何かにおいがするね。どこかな?」
「こっちとあっちで、においが違うかな?」
そんなふうに声をかけると、子どもたちも足を止めて、周りの様子をじっくり感じてみるかもしれません。
「いいにおい」だけじゃない
においを探すときには、花や果物のような「いいにおい」だけを探す必要はありません。
土や葉っぱ、木の皮など、子どもにとっては「ちょっと変なにおい」「苦手なにおい」と感じるものもあります。
感じ方には個人差があるので、保育者が「いいにおいだね」と決めつけず、「どんなにおいに感じる?」と聞いてみるのも一つの方法です。
同じ場所にいても、感じるにおいは一人ひとり違うかもしれません。そんな違いを楽しむことも、感覚を使った遊びの面白さです。
いつもの散歩でにおい探しを

特別な準備をしなくても、におい探しはできます。
園庭に出たとき、散歩の途中、雨上がりの日など、いつもの生活の中で「今日はどんなにおいがするかな?」と問いかけてみるだけでも十分です。
子どもが立ち止まって何かを感じていたら、すぐに答えを教えず、一緒に考えてみるのもよいでしょう。
夏は、自然の変化を感じやすい季節です。
見る、聞く、触るだけでなく、「におい」にも少し意識を向けてみると、いつもの散歩に新しい発見が加わるかもしれません。
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めぐみ先生
元保育士。ライター歴10年。 子育てをしながら保育の記事を書いています。 保育現場で働く方や、保育者を目指している方に役立つコラムをお届けします。 |
