保育士転職コンサルタントが教えるお仕事探しコラム

保育業界でWワークするときの注意点

 

近年、保育業界でも主婦層を中心に家計を助ける目的でWワーク(ダブルワーク、副業)をする方が増えてきました。今回はWワークをする際の注意点についてしっかりと確認していきましょう。

まずは職場の就業規則の副業欄をチェック

最初のポイントは勤務先の職場で副業が認められているかどうかの確認です。ここがNGだとその先に進むことはほぼ難しいと言えるでしょう。一般業界でも同じ傾向がありますが、正社員は禁止していることが多く、パート・アルバイト・派遣は比較的OKとしている傾向が見受けられます。

保育業界に視点を絞ってみると、「先生が飲食店や販売店で働いていると給与が低いと思われる」「疲れがたまって業務に支障が出る」といった理由での禁止や、基本的には大丈夫ではあるものの、情報流出を防ぐ観点から同じ保育業種での勤務のみ禁止している場合もあります。

副業はバレてしまう可能性がある

ほとんど人と会う事のないような仕事であっても、副業先の職場に保育園・幼稚園に通う園児の保護者の方がいたり、思わぬところから情報が漏れてしまう可能性もあります。

また、副収入があると住民税が他の方と比べて高くなってしまいますので、年末調整のタイミングで疑惑を向けられてしまいます。個人事業主の方から直接手渡しで給与を受け取れるような形態であればグレーゾーンとはなりますが、その様な場合は本来、自ら申告して納めなければいけませんので税金がかからずにラッキーという考え方はしないよう注意が必要です。

 

 

シフトの管理は必ずスケジュール帳(アプリ)に!

中にはあえて2つ以上の仕事を掛け持ちしたいといった方や、単発の講師や知人の方の手伝いをしているなどといった特別なご事情があるケースもありますが、多くの場合は勤務する保育園側で長時間のシフト枠がない為に仕方なく他のお仕事で別の収入を得る場合がほとんどです。

そうなった際にそれぞれの職場での勤務の曜日・時間が固定で決まっていると安心ですが、双方ともにシフト対応の場合はかなりシフトが混在する形となり、特に主婦の方ですとお子様の行事や習い事の問題も出てきます。 この様な状況の中でそれぞれのシフトを別々に見ていると、直前で予定がかぶってしまっていて大慌てするといった事例もあります。

慣れるまではかなり手間ですが、スケジュール帳にシフトが出た段階で書き写しておくと、事前に予定が重複していないかどうかを確認できるので安心して過ごすことができます。

また、近年ではグーグルカレンダーといったサービスやスマートフォンのカレンダーアプリもかなり充実している為、そういったデジタル媒体にもチャレンジしてみても良いと思います。

 

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