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保育士としてのキャリアアップ -園長(施設長)になるためには-

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仕事をつづけていると、より自分の理想を実現化させたいとキャリアアップを目指す方は多いと思います。保育士において目指す役職の最終目標が「園長」です。自分の想う理想の保育の場、教育の場を作り上げていきたいという人は、園長や施設長になることを目標にすると良いでしょう。

では、保育施設の組織は、どのように構成されているのでしょうか?

施設などにより大きく異なりますが、ここでは一般的な保育園の組織構成をご紹介します。

まず、年齢に応じたクラス担任と保育助手、その上に数クラスをまとめたリーダーがつきます。例えば、0歳児クラス、1歳児クラス、2歳児クラスの担任と保育補助を決め、その上に乳児クラスリーダーを設けます。3歳児クラス、4歳児クラス、5歳児クラスの担任と保育補助の上に幼児クラスリーダーを設けるという具合です。
その上に、全体を見回す主任保育士や副主任保育士。更に上には副園長やトップで園全体をまとめる園長が就きます。

それぞれの持ち場に就くための経験の目安は、保育補助やクラス担任は初任からベテランまで全体的に配置されます。リーダーや主任、園長と方針を確認しながら各クラスの指導にあたります。担任と補助が初任同士という事はまず無いので、どちらかがベテランであれば互いをサポートしながら初任で担任を任されるケースもあるようです。

リーダーの役目は、担任と初任者の指導や育成をはじめ、各クラス全体の業務責任等を請け負います。だいたい3年以上の経験を積んでから抜擢されます。

副主任は5年以上、主任は8年以上の経験が目安になっています。園全体を把握し、園長の補佐業務も行います。保育以外の組織構築や経営把握なども行う立場になります。

10年以上の実績を積んで園長に必要な経験が身につくようです。園全体の管理と責任を持ち、理念や指導方針を定めます。地域活動や行政機関との関わりも多くなってきます。

ひとつの園の中に「役職」というものが少ないので、定期的に異動がある公立保育園は別として、私立保育園の場合、退職や休職以外に役職の異動という機会が少ないため、業績を積んでもすぐに役職に就けるというものではありません。キャリアアップを望むのであれば転職というのも選択肢のひとつになります。

求人の中には新規開設園の園長を求めるものもあります。保育士の経験と熱い気持ちを持ってすれば、転職をきっかけに園長になる事も出来るのです。

 

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