保育士お役立ちコラム 保育士の為のお役立ち情報

園児が怪我をしてしまった時の適切な対応

保育園で集団生活を送るわが子が怪我をして帰ってきた、という経験のあるお母さんは多いと思います。

子どもは夢中になると周りが見えなくなって転んだりつまずいたり角にぶつけたりしてあちこち怪我をするものです。

また、お友達と喧嘩をして、擦り傷やあざを作ってしまうこともありますよね。

そんな時、お母さん達は、保育園側にどんなことを感じ、何を求めるのでしょうか。

擦り傷だけの傷の場合、消毒してバンドエイドを貼って、と簡単な処置をするのが一般的な対処の仕方です。

また、何かにぶつかってしまった場合は、タオルで保冷剤をくるんで冷やしたり、冷却シートを貼ったりして様子をみると思います。

勿論、大きな怪我の場合は、保護者に連絡したうえで病院へ行き、適切な治療を受けることが必要です。

集団生活を送るうえで、小さな怪我は避けられないという事は、お母さん達も充分わかっていると思います。

しかし、迎えの際などに何も説明しないままでいると、保護者の不満につながります。

家に帰ってから絆創膏に気付いて子どもに聞く、○○君に押されて転んだと答えるが、詳細はわからない。

事の流れを知りたいと思い、保育園側に電話してはじめて担任から怪我をした経緯や処置の仕方、怪我をさせた子への対応などを聞くことが出来たという話を耳にすることもあります。

これではお母さん達は納得がいかず、担任の先生、そして保育園に対してわだかまりが残ります。

どんな小さな傷、あざでも、お母さんが迎えに来た際にキチンと謝罪をして状況を説明し、ちょっとした疑問にも誠意をもって答えることが保護者との信頼関係を築く上で必要となってくるでしょう。

それを怠ってしまうと、保育園側と保護者側の関係を悪化させてしまいます。

保護者としては、「些細な事でも連絡が欲しい」というのと同時に、お友達に怪我をさせられてしまった場合などは、「相手の親御さんはこの事を知っているのか」という事がまず知りたいはずです。

このように、保育園で怪我をしてしまった場合は、保護者の思いを丁寧に汲み取りながら、初期段階でじっくり対応することが必要となってきます。

 

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