めぐみ先生の保育コラム

子どもたちに「早起き」を勧める理由は?

 

子どもの健やかな成長に欠かせない、規則正しい生活。

子どもたちにも「早起きをしましょう」と伝えていると思います。しかし、なぜ早起きが必要なのでしょうか。

今回は早起きをすると健康と成長に良い理由について解説します。

 

生活リズムの乱れは成長の妨げになる

夜更かしや朝寝坊は、子どもたちの心と身体の成長に大きな影響を与えます。心身の成長に必要な「成長ホルモン」は子どもが深く眠っている時に分泌され、脳や身体を成長させるのです。

また、早起きすることで分泌される「セロトニン」という神経伝達物質は、食欲や情緒、安心感などをコントロールする重要な役割を担っています。つまり、生活リズムの乱れは成長ホルモンやセロトニンの分泌量を減らし、子どもの心身の成長を妨げるのです。その結果、集中力の欠如や学習能力低下の原因にもなると言われています。

 

朝日のパワーを使ってスッキリ目覚めよう!

 

なかなか目覚めのスイッチが入らない場合は、朝日を浴びるのがおすすめです。太陽の光を浴びることでセロトニンの分泌が活発になり、スッキリと目覚めることができるのです。 寝室のカーテンを開けて、目覚めやすい環境を作るのも良いですね。

そして、しっかりと朝ご飯を食べることも効果的です。噛むことで脳が覚醒し、胃に食べ物が入ることで内臓が目覚めます。

ちょっとした工夫をすることで、気持ち良く朝を迎えられるはずです。

 

今回お伝えした内容は、子どもだけでなく大人にも当てはまるお話です。

保育士自身も早起きの習慣を身につけ、心身を健康に保ち仕事に臨みたいですね。

 

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佐藤愛美(さとうめぐみ)

保育ライター。保育園や子育て支援施設にて担任や育児講座等の業務を経験。2016年にはフリーライターに転身。保育園の取材記事やコラムなどを中心に執筆し、現在に至る。

保育の仕事の魅力や、現場で活躍する保育者たちの生の声をお届けします。

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