めぐみ先生の保育コラム

子どもたちに伝えたい桜の豆知識

桜は春を代表する花の一つ。卒園式や入園式を連想する人も多いのではないでしょうか。

ここでは、日本人にとって馴染み深い桜の豆知識をご紹介。

ぜひ職場のみなさんや子どもたちと共有してみてください。

 

桜の種類は600種以上

一口に「桜」といっても、その種類は多種多様。世界にはなんと600種類以上の桜が存在しているんです!桜は日本で咲くイメージがあるかもしれませんが、ドイツやアメリカ、カナダ、アジア各国で見られる花なんですよ。ちなみに日本で見られる多くがソメイヨシノで、全国に分布する8割ほどがこれにあたります。

園庭にある桜があったら、ぜひ種類を確認してみてくださいね。

 

満開の基準は、8割以上咲いたら

ニュース番組で「●●の桜が満開です!」という情報を聞くことも多いでしょう。ところで、満開の基準をご存知ですか?満開とは全体の8割以上の花が咲いた状態を示します。桜の満開のタイミングを逃さないためにも、ぜひ開花の時期にはニュース番組をチェックしてみてください。

 

川沿いに桜が多いのは地盤を固めるため

川沿いの道に桜並木が多いのはなぜでしょう?有名どころですと、目黒川や隅田川といった場所の桜並木が有名で、毎年多くの花見客で賑わっています。

実は川沿いに桜が多い理由は、地盤を固めるためという説があります。今よりも川が氾濫することが多かった江戸時代。たくさんの花見客によって川沿いの土壌がしっかりと踏み固められるように、水害対策として桜の花を植えたのだとか。面白いアイデアですね。

 

桜は薔薇の仲間

実は桜はバラ科サクラ属に分類される植物なんです。桜には棘もないし、花の形も薔薇とは異なります。

バラ科の植物の定義は

  • 花弁と花がくが5枚
  • おしべは10本以上

の2つです。

品種によってはこれらの定義に当てはまらない桜もあります。その理由は品種改良によって違う形になってしまったり、長い歳月と共に変化をしてきたから。変異する前の桜は、薔薇に近い形だったとされています。

 

桜の開花時期を逃さず楽しもう!

桜の開花期間は10日〜2週間と短く、花が散るとあっという間に葉桜になってしまいます。ぜひ花が咲いているタイミングでお花見を楽しんでくださいね。そして、桜を使った遊びもたくさんあります。子どもたちと一緒に見て・触れて・嗅いで、桜のことを探ってみませんか。

 

佐藤愛美(さとうめぐみ)

保育ライター。保育園や子育て支援施設にて担任や育児講座等の業務を経験。2016年にはフリーライターに転身。保育園の取材記事やコラムなどを中心に執筆し、現在に至る。

保育の仕事の魅力や、現場で活躍する保育者たちの生の声をお届けします。

-めぐみ先生の保育コラム

© 2011 保育パートナーズ