めぐみ先生の保育コラム

子どもがくつろげる午睡環境

保育園の午睡の時間は子どもたちが心と体を休めるひととき。落ち着いてゆったりと眠るためには、どのような環境づくりをしたら良いでしょうか?

午睡の環境づくりのポイントについてまとめました。

 

食事する場所と寝る場所を分ける

限られた保育スペースの中で、どこに布団を敷くべきかは悩ましい問題かもしれませんが、できるだけ「寝る場所」と「食事をする場所」は分けて設定したいところです。

その理由の1つは衛生面。食事をした場所に布団を敷いて眠るのは衛生的とは言えません。それに、食事をしている子どもの近くで布団をセッティングしていては子どもの気持ちも落ち着かず、午睡への気持ちの切り替えも難しくなります。

 

家庭の間取りをイメージすると、食事をする場所と寝室が分かれているのが一般的だと思います。園でもなるべく家庭の環境に近づけるよう努めましょう。

 

家具やカーテンを上手に使って落ち着ける空間を

 

 

ここからは、実際の園の取り組みについて紹介していきます。

 

・おもちゃや本棚を目隠しする

保育室で午睡をしているA園では、おもちゃや絵本を保管している棚に目隠し用の布をかけて、子どもたちが眠りに集中できる環境を作っています。

 

・LEDランプやオルゴールを使う

B園では窓のない地下のホールで午睡をしています。そのため電気を消すと空間が暗くなってしまい、怖がって泣いてしまう子も。そこで、柔らかい光の出るLEDランプを灯したり、睡眠用のオルゴールを流したりして、子どもがリラックスできる空間づくりをしました。

 

・布団同士を離し、個々のスペースを作る

子どもたちの布団がぴったりくっついている環境では落ち着いて眠ることができないと気づいたC園では、保育室、ホール、絵本コーナーまで午睡空間を広げ、子どもたち1人ひとりがゆったりと眠ることができるスペースを確保しました。

 

保育者の「管理しやすさ」ばかりを重視しない

午睡の環境をつくる際、子どもたちの呼吸確認のために保育者が見渡しやすい配置にしたり、防災の観点からすぐに避難できる準備をしておいたりといったことも大切です。

しかし、そこばかり重視してしまうと子どもたちがくつろげる環境からは遠ざかってしまいます。安全面と快適さのバランスを考慮し、園のつくりや職員の人数に合ったベストな午睡環境を考えていきたいですね。

 

めぐみ先生

元保育士。ライター歴10年。
子育てをしながら保育の記事を書いています。
保育現場で働く方や、保育者を目指している方に役立つコラムをお届けします。

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