めぐみ先生の保育コラム

あまり知られていない、どんぐりの秘密

散歩で見つけると、つい拾いたくなるどんぐり。

実は、どんぐりには種類によって形や帽子の模様が違うなど、さまざまな秘密があります。

さらに、どんぐりが地面に落ちることには、動物たちとの意外な関係もあります。

今回は、あまり知られていないどんぐりの秘密を紹介します。

 

どんぐりには、いろいろな種類がある

「どんぐり」という名前の植物があるわけではありません。

コナラやクヌギ、アカガシなど、ブナ科の樹木がつくる実をまとめてどんぐりと呼んでいます。

日本には、20種類以上のどんぐりをつける樹木があります。

 

よく見ると、実の大きさや形だけでなく、帽子のような部分にも違いがあります。この部分は殻斗と呼ばれ、しま模様のようなものや、うろこのような模様など、種類によって特徴があります。

 

どんぐりを見つけたら、ただ拾うだけでなく、帽子の模様や形を比べてみるのも楽しそうですね。

 

枝ごと落ちているどんぐりには理由がある?

どんぐりを拾っていると、枝がついたまま地面に落ちているものを見つけることがあります。

これは、ハイイロチョッキリという昆虫の仕業かもしれません。

 

ハイイロチョッキリは、どんぐりに穴をあけて卵を産みつけ、その後、どんぐりのついた枝を切り落とします。落ちたどんぐりは、幼虫が成長するための食べ物になります。

 

つまり、枝ごと落ちているどんぐりは、昆虫が次の命を育てるために残したものかもしれないのです。

 

どんぐりを運ぶのは動物たち

どんぐりは、木から落ちたらその場で終わりではありません。リスやネズミなどの動物は、どんぐりを食べたり、別の場所へ運んだりします。

 

野ネズミなどは、冬に備えてどんぐりを落ち葉の下や土の中に隠します。これを貯食といいます。隠したどんぐりのすべてが食べられるとは限らず、残されたものが発芽することもあります。

 

じっと見てみると、帽子の模様、形、枝の有無などから植物や昆虫、動物たちのつながりまで見えてきます。

今年の秋は、いつもの散歩道を少しだけゆっくり歩いて、どんぐりの秘密を探してみませんか。

 

めぐみ先生

元保育士。ライター歴10年。
子育てをしながら保育の記事を書いています。
保育現場で働く方や、保育者を目指している方に役立つコラムをお届けします。

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